PSP Hack一覧

METAL GEAR SOLID PEACE WALKERは案の定CFW拒否

本来なら明日発売の

メタルギア ソリッド ピースウォーカーですが、なにげに近所のゲーム屋さんを覗いたら販売していたので思わず衝動買いしてしまいました。

ファミ通クロスレビューで満点だったことと、モンハンとのコラボレーションの話題で頭の中があふれそうなところにフライング販売でしたので気が付いたらレジで金払ってました。

当然CFW対策はされているだろうとの前提ではありましたが、CFW5.50GEN-D3でUMDを起動させてみました。

httpv://www.youtube.com/watch?v=3xQ-FSdPRYI

はい、起動しません。

いつも通りです。

GEN-Dがリリースされてからかなり時間が経つのであれこれやっても無駄な気がします。
アップデータは6.20が入っていますので要求ファームウェアは6.20です。

バックアップ起動ができないなら分かりますが、今後UMD起動は何がどうなってもできない、というようなことはして欲しくないものです。

[追伸]
しばらくメタルギア ソリッド ピースウォーカーをプレイしていましたが、ストーリー性も高そうでなかなか止められなくなりました。まだファミ通40点満点に同意するところまでプレイしていませんが、片鱗はしかと確認しましたよ。
UMDをダンプしてEBOOT.BINを復号化して…とやりたいところでしたが、それよりもゲームプレイを優先した結果ハマり中です。

なお、エラーコードは80020148です。エラーコードリストによると”PRX type unsupported”。モジュール足らないとすると6.20ベースのCFWが最低限必要かもしれません。



UserModeのHalf Byte LoaderでPSPのflashアクセスに成功

ブログのコメント欄にて下記の情報をお寄せ頂きました。(qwertyuさん blodkさん情報ありがとね)


記事とは関係ない話ですみません
PSPgo6.10、HBLr24、HBL1.2のセーブデータでPSPFiler 6.0 Kernel3が驚くことに起動してしまいました。
flash0とflash1、RAMにもアクセスできました。
あまりにびっくりしたので何かに使えないかと思ってコメしました。(2010.04.24 17:32:30)


パタポン2のセーブデータを使ったexploitはユーザーモードでしか動作しません。カーネルモードであればカーネルアクセスが必要なHomebrewは動作します。

ですから一般的にはファイラーは起動しないと思ってました。

SED(セーブデータ暗号化/復号化ツール)やらDumpSP(UMD吸い出し)などのツールを起動すると
flash0:/kd/XXXXXX.prx
モジュールのロードに失敗しました

となります。

カーネルにアクセスが必要なHomebrewは起動できないのです。

しかし、どうやらファイラーは条件によってはそうとも言えないようです。
既にGameGazフォーラムでもyyoosskさんが検証をしてくれて動画も公開されています。

確かにPSP goのOFW6.10でファイラーは起動し、flashにアクセスできるようです。

ただし、yyoosskさんのコメントの通り完全にアクセスできるわけではありません。


アクセスできるとはいえkdとvsh/moduleとdataの中身は表示されませんでした。


まもすけが試そうにもPSP goは6.20だし、6.20ではHalf Byte Loaderが落ちます。
やむなくPSP-2000(非対策基板)の今まで一度も改造していない完全オリジナルOFW6.20をDDCv8を使って一度5.00にダウングレード→6.10にして試しました。

PSP-2000_OFW6.10

6.10にしても一番安定しているはずのHalf Byte Loaderの最新バージョンではHBLメニューが出る前にフリーズして落ちます。

Half Byte Loader r24にしたところ、HBLメニューまでは起動しました。

ファイラーですが、最新版の6.6では起動しません。
あれこれ試す時間もないので、頂いた情報の通りPSPFiler 6.0 Kernel3をおとなしく入れて試してみました。

Filer_with_HBL

見事に起動です。flash0:とflash1:にアクセスできました。

調べたところ、ディレクトリこそ表示されるものの、中身の表示がされないものがいくつかありました。
flash0:
 |-VSH/module/
 |-kd/
 |-data/

flash1:
 |-gps/
 |-net/http/
 |-vsh/theme

まずファイラーが起動したこと自体が問題ですが、ファイラー起動に必要なモジュールが偶然すべて読み込めた以外考えられません。
カーネルモードでもないのにflashにアクセスできたことも驚きですが、上記のように一部のファイルにアクセスできていません。表示する権限がないのでしょうか。

Half Byte Loaderのバージョンによって挙動が異なりますし、ファイラーのバージョンによっても起動する/しないと差があるようです。

全てのパターンで当たってみると何かが分かるかもしれませんし、進展には距離があるかもしれません。

こういうときの情報交換のためにGameGazフォーラムを作りました。
フォーラムも、どちらかというとadminとしてフォーラムを引っ張るより、所詮一人でできることは限られているので是非たくさんの方に参加してみんなにリードしてもらいたいと思っています。
(ですから誰かフォーラムでトピック立てて欲しいとコメントしました)

flashアクセスできないと思っていたユーザーモードexploitで思いもかけない副産物が舞い込んできた状態ですが、理論的には進展はありえないはずとはいえ、こういう展開を楽しむだけでも価値はあると思いますよ。

現在この話題は
GameGazフォーラムのPatapon2 exploit全般
にあります。



maku氏のHello World 日本版パタポン2 exploitリリース

GameGazフォーラムで、maku氏が日本版パタポン2で動作するHello Worldをリリースしてくれました。UMDのパタポン2か体験版(PSN認証あり)をお持ちの方なら全PSP(PSP go含む)の公式ファームウェア6.20以下のPSPでHello Worldを動作させることができます。【情報源:GameGazフォーラム


mamosuke さんが書きました:>makuさん
もうこの際ですから、日本版UMD持ってる人や体験版でexploitと聞いて日本版体験版をダウンロードしていた人のためにリリースしてしまったらどうでしょう。

そうですね。一応リリースしておきます。
half-byte loader も書き換えるとこ書き換えればたぶん日本版でも動くと思うので。


海外体験版Patapon2用のmalloxis氏がリリースしたものとやっていることは同じです。

しかし、malloxis氏のものはwololo氏がコードを書いてmalloxis氏に送ったものとなりますが、maku氏のものはmaku氏自身がコードを書いて作成したHello Worldです

maku氏はご自身でここまで作りました。ただし、wololo氏の要請を受諾し今後のPSP界の発展のためにリリースを控えてきました。

起動させると、以下の動画と同じHello Worldが起動します。
ーmaku氏が投稿した動画
PSP Savedata exploit 6.20
Demo game version savedata exploit for 6.20

ーまもすけが投稿した動画
maku’s Hello World working on PSP Go 6.20 – His savegame exploit is working

half-byte loaderもmaku氏が言っている通り完成した暁にはmaku氏のexploitを利用して日本版でも動作させることができると思います。

なお、
「リリースしたら対策されちゃうじゃん」
とご心配される方もおられると思いますが、心配せずともmaku氏がリリースするしないに関わらず過去の実績から対策されます。(ゲーム最新情報 2010年2月12日のニュース参照)
下記はOFW6.20で対策されたリストです。

ULUS10017 – Archer Maclean’s Mercury (America)
ULES00011 – Archer Maclean’s Mercury (Europe)
UCJS10011 – [Hg] Hydrium (Japan) – Archer Maclean’s Mercury
UCKS45007 – [Hg] Hydrium (Korea) – Archer Maclean’s Mercury
ULUS10133 – Mercury Meltdown (America)
ULES00466 – Mercury Meltdown (Europe)
UCJS10043 – Tama-Run (Japan) – Mercury Meltdown

FreePlay氏のexploitが対策されていた時に同時に対策されたものです。
ここから読み取れるのは
1:全リージョン版が対策される
2:続編バージョンがある場合にはそれもあわせて対策される

カスタムなPSPblogさんに、全対策済ゲームリストが掲載されています。
リリースすらされていないグリップシフト日本版をはじめ、メダルオオブオナーヒーローズも1と2とも対策されています。
こんなものまで!というPursuit Force: Extreme Justiceとそのパート1とも言えるPursuit Forceまで対策されているのが分かりますよね。
Pursuit Force: Extreme Justiceについては5.50アップデートで対策されていました。

そのため、まもなく公開されるであろう次回アップデートではパタポン2全リージョンのみならず初代パタポンもすべて一気に対策されてくるでしょう。
残念ながらこれが現実です。