プレイステーション公式サイトで、システムソフトウェア バージョン6.30アップデートがリリースされていました。Patapon2exploitが公開されてから特段対策の動きが見えませんでしたがそれには理由があったようで、誰も想像し得なかったあり得ない展開が繰り広げられていました。なんとHomebrewと対峙する姿勢からHomebrew容認へ大きく舵をきるアップデートとなっています。これ、エイプリルフールネタじゃないよね?【情報源:プレイステーション公式サイト】
PSP®「プレイステーション・ポータブル」をご利用のお客様へ
(システムソフトウェア バージョン6.30アップデートのお知らせ)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
2010年4月1日平素より弊社PSP「プレイステーション・ポータブル」をご愛用頂きまして誠にありがとうございます。
弊社では2010年4月1日から、システムソフトウェア バージョン 6.30のアップデートを開始しました。かねてからお客様よりご要望のありましたPSP対応アプリケーションのオープン化を実施する運びとなりましたのでお知らせいたします。
PlayStation Store 内に「PSPマーケット」をオープンし、PlayStation Networkを利用したコンテンツ及びサービスをお客様自らが配信できる環境を提供いたします。また、開発をされる皆様へ「PSP SDK」を無料にてPlayStation Storeにて配布いたします。「PSP SDK」で有料、無料のPSP対応アプリケーションを開発、デバッグ、配布するための完全な統合プロセスを提供します。また「PSPマーケット」経由でアプリケーションを配信して、何百万人にものPSPユーザーにオリジナルアプリケーションを届けることができます。PlayStationNetworkに新たに設ける「PSP Dev Center」の豊富なテクニカルリソースを使ってアプリケーションを開発することも可能です。
アップデートページの説明によると、ms0\PSP\GAME\USERフォルダにPSPSDKで開発したEBOOT.PBPを入れることでHomebrewが起動するようになるようです。この説明の通りだとUSERフォルダには1つのEBOOT.PBPしか入れられないのでおそらくサブフォルダは使えるのでしょう。
今までソニーはHomebrewをPSPで起動させないための対策を数々実施してきましたが、ここに来ての方針転換には確実にAppleのiPhone(iPad/iPodTouch含む)の存在が見え隠れします。
これはApp Storeにてユーザー自らがアプリケーションを開発して配信するAppleのビジネスモデルをPSPでも実践するというソニーの決意の表れです。
これにより一つ心配なことが…PSPのハッキングはどこへ行けば良いのでしょうか?やっぱりJailBreak?