wololo.netで、wololo氏がPSP-1000で6.xx PRO Online動作に必要な4MBのRAM確保方法はVHBLにも応用できる可能性があることを伝えていました。
PSP-2000以降のモデルには64MBのRAMが搭載されていますがPSP-1000の場合は32MBと半分しかありません。PSP-1000とそれ以外のPSPモデルでは利用できるRAM容量に差が存在していたことがオンライン機能のためのモジュール読み込みに支障をきたしていました。PSP-1000でPRO Onlineがサポート対象外だったのはそれが理由です。
先日Coldbird氏がPRO Onlineを1g(PSP-1000)に対応させるための4MBのRAM容量を確保する方法を発見しました。オンライン機能のために必要なモジュールを1gモデルの場合はその4MBへ読み込ませることで近々PSP-1000にPRO Online機能を実装できるようになります。
4MBというと非常に少ない印象を受けますが、PSP-1000の場合にはトータル32MBで、特にシステムが使用するflash0は24MBしかありません。PSP-1000での4MBは計算上4MB/24MBでおよそ17%にあたりますので容量増加割合としてはかなり大きなものとなります。それ以上に重要なことがひとつあり、wololo氏が”partition(パーティション) 5″と呼んでいる4MB領域はユーザーモード領域らしく、つまり理論的にはVHBLからもアクセスできるということです。
VHBLの場合にはRAM容量として確保できているのは実は50KBしかないようで、もしこの4MB確保の方法をVHBLに応用できた場合RAM容量が80倍と飛躍的に増加することになりHomebrewの互換性が大幅に改善されることになります。
現在その実現性を検討しているそうですが、その領域は恒常的に利用できるようになっていないため簡単に中身が変わってしまったりするそうです。もちろんそれはPro Onlineでも抱える共通の問題ですが、Coldbird氏は解決策を考えてあるようですのでそのアイディアをVHBLに転用できればVHBLの改善に大きく役立つはずです。
http://www.psvita-scene.net/psvita/psdev-releases-ps-vita-magic-reader/#more-1045