CVGで、PlayStation Vitaのデザインを始め過去にはウォークマンやハンディカムなどのデザインを手がけてきた曽我部 卓(そがべ たかし)氏が次のPS Vitaは薄型化する可能性があると語ったことを伝えていました。
今回CVGのインタビューに応じた曽我部氏は現在SCEJのコーポレートデザインセンターの所属で、2007年にソニーからソニーコンピュータエンタテインメントに出向しているデザイナーです。
PlayStation Vitaのデザインに当たり、開発時からプラスチック部材よりメタル部材を使いたいと考えていたそうです。
「デザイナーとしてはプラスチックよりメタルにしたかったんですが、本体の中にアンテナが沢山あるので金属素材は使えなかったんです。」
デザインを優先できる状況ではなかったと語る曽我部氏ですが、次のPS Vitaはより薄型になるとの見通しを示していました。次のマイナーチェンジ版Vitaの開発が決まっているなどの具体的な話があるわけではなく、次のVitaが開発されるならという話のようです。
「PS Vitaに限った話ではないのですが、大抵はエンジニアとデザイナーのせめぎ合いなんですね。例えばPS Vitaのオリジナルデザインは製品版よりもっと薄かったんです。デザイナーの視点から言うと薄ければ薄い程見た目が良くなりますが、エンジニア的には全部の機能をきちんと盛り込みたいわけです。」
電子デバイスに限らず自動車などでも同様に工業デザインというのはデザインと機能のバランスが重要になってきます。PS Vitaでも当然同じだったということです
「将来的には薄くなると思いますよ。エンジニアは薄くするための方法を考えないといけませんけどね。私の役割は製品の実現ですから。デザイナー的にはアナログスティックの位置は多分ベストポジションとは言えないのですが、トータルでみるとそれがベストかなと。」
仮にPSP-1000からPSP-2000へのモデルチェンジのようにPS Vitaが第2世代になるとすると、製品の実現のための落としどころをよりデザイン側に振りたいという思いがあるのかもしれません。機能的にはマイナーチェンジの場合見た目の変化が大切になりますので薄型化はユーザーとしては大歓迎です。
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