WiiDatabaseで、MikeIsAStar氏が『マリオカートWii』のセーブデータを利用してNintendo Wiiで任意のコードを実行することができるszsHaxx v1.0.0.0をリリースしたことを伝えていました。
『マリオカートWii』の大会データはゲームのセーブデータ内に含まれています。大会のコースデータは任天堂独自のyazという圧縮フォーマットを使っていますが、szsHaxxはこの圧縮データを加工して解凍時に出力バッファがオーバーフローさせ、ジャンプ命令を実行させて任意のコードを実行させるというものです。『マリオカートWii』があればSDカードに配置したboot.elfを起動できますので、BootMiiやHomebrew ChannelをインストールできるHackMii Installerを実行できます。
すでにWiiのオンラインサービスは終了していますが、代替サービスであるWiiConnect24を利用することでマリオカートチャンネルでの大会が使えます。szsHaxxはWiiConnect24の利用を前提にしているのが特徴です。
szsHaxxは現在最新版がszsHaxx v1.0.0.0でGitrHubで公開されています。日本語版のセーブデータも用意されています。
szsHaxxの使い方(GitHubの翻訳です)は以下です。
1) 2GB以下のSDカードを用意し、FAT16またはFAT32でフォーマットする
2) SDカードにsd:/private/wii/title/RMCJ
を用意する(日本リージョンの場合)
3) 使っている『マリオカートWii』に対応したdata.binファイルを上記フォルダにコピーする
4) boot.elfファイルをSDカードのルートにコピーする
5) WiiConnect24を有効にする
6) セーブデータをSDカードからWiiへコピーする
7) 『マリオカートWii』を起動して マリオカートチャンネルの大会を実行する