Kotakuで、2021年7月20日を最後に、PlayStationストアではVita向けの新規ゲームは追加されないかもしれないと伝えていました。
SIEは一旦はPS3とPS Vita向けPlayStationストア閉鎖を発表した後に撤回し、今後も販売を継続すると発表し、それでも終了するとしていたPS3とPS VitaストアでのPSPコンテンツ販売も継続することを発表していたため、安心したユーザーも多かったことでしょう。
ところが実際にはVitaユーザーにとってあまりうれしくない噂が飛び込んできました。なんと、7月20日を最後に、ストアではVita向けの新規ゲームは追加されないというのです。
7月20日にPSストアで販売開始されるゲームが一つあることが分かっています。『Russian Subway Dogs.』という、オリジナル版は2018年にPC向けに発売されたゲーム(Steamで販売されています)のVita移植版です。
『Russian Subway Dogs』はモスクワの地下鉄構内で実際に生息する野良犬たちをモチーフにしたアクションゲームで、コンソール版としてはVita以外にXbox OneとPS4向けが発売されます。
この『Russian Subway Dogs.』は開発者のMiguel Sternberg氏が、後に撤回されることになるVitaのストア閉鎖の噂が流れた段階で閉鎖までの発売を間に合わせるべく開発を急いだというもので、その理由もMiguel Sternberg氏がVita大好きだったから、ということのようです。そもそもVitaへの移植も2015年から計画していたそうです。
Vitaでの利益見込みが薄かろうが、『Russian Subway Dogs.』はVita愛から精力的に移植されたという幸せなゲームです。ただし日本で販売されるという情報にはたどり着けませんでした。悲しいことに、ファミ通のこれから発売ゲームスケジュールではゲーム機選択肢にVitaは(PS3もですが)出てきません。
プラットフォームとしては終焉を迎えてしまっていることもあり、Vitaに新規追加されるゲームはこの『Russian Subway Dogs.』が最後のようなのです。その日が7月20日ですので、Vitaのストア販売が継続されても7月20日を境に新規に追加されるコンテンツは存在しないということになります。
最後のゲームがVita愛に溢れた開発者のインディーズゲームで良かったと思う反面、実は未発表のゲームが存在する可能性までゼロじゃなかったと期待したいところです。Kotakuはあくまでも「噂」としてこの情報を伝えています。
Switchの本体更新がありましたね