Switch 12.0.0で追加されたBTオーディオを有効化 nx-btred by plutooo

GitHunで、plutooo氏がNintendo SwitchのBluetoothオーディオドライバー/リダイレクターnx-btred 0.9.3をリリースしていました。

nx-btred

nx-btredはSwitchのファームウェア12.0.0でこっそり追加されたBluetoothオーディオのサポート機能を実際に利用できるようにするものです。12.0.0の素の状態ではオーディオのシステムモジュールがドライバをサポートするサービスを使用していないためBluetoothオーディオは使用できませんでした。

nx-btredではゲーム音声を録音するためのaudrec:uというサービスを使い、12.0.0で追加されたBluetoothドライバーへ出力するという仕組みになってます。ただしaudrec:uというゲームプレイ時のみ使用するサービスを使う関係上、システム音声等ゲーム以外の音声の出力はできません。

[インストール方法]
Swirchのファームウェア12.0.0以降かつ最新のAtmosphereと、Bluetoothで純正以外のコントローラーをネイティブに使用することができるカスタムモジュールMissionControlが必要です。
nx-btredをダウンロード、解凍し、出てきたSwitchフォルダとatmosphereフォルダをSDカードのルートへコピーします。

[使い方]
1. Homebrewメニューを起動する。
2. btpairアプリケーションを起動する。
3. Xボタンを押してスキャンを行う。
4. BTヘッドフォン・イヤホンを選択してAボタンを押す。
5. ペアリングが行われるのを待ち、ペアリングが完了すれば使用可能。

plutooo氏によると、BTヘッドフォン・イヤホンのすべてをテストしたわけではないので、手持ちのBTデバイスで動作しないものが存在する可能性があることや、ノイズが大きい可能性があるので注意して欲しいと述べています。特にノイズについては最初にボリュームを小さい状態から始めて徐々に大きくして使って欲しいとしています。
また、万が一に備えて電源ボタンを押すことでBT出力動作を停止させることができる仕組みも導入されています。

無理矢理BTオーディオ出力を作り出している感じなので制限やむを得ません。nx-btredでできることは非常に画期的ですが、純正状態でBTヘッドフォン・イヤホンが使用できるよう任天堂が正式にBTオーディオ機能を実装してくれることを望みます。

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