ツイッターで、The FloW氏がVitaの販売終了後に3.69 HENkakuをリリースする予定であることを公表していました。
TheFloW氏はHENkakuに利用できるexloitを2つ持っていることを示唆していましたが、大学のテストが終わったら完成させると公言していたその2つめのexploit(当然未公開のもの)について次のような報告をしていました。
I have been working hard on that since Wednesday and finished it yesterday btw. https://t.co/6KLP2MmAme
— TheFloW (@theflow0) October 2, 2018
(たぶん先週の)水曜日からがんばってきましたが、昨日ようやく完成しました。
Available at end of life of vita
— TheFloW (@theflow0) October 2, 2018
Vitaの生涯が終わったら出します。
テストは先日終わったらしいのでようですので、いよいよ本格的にTheFloW氏が動き出しましたね。
取り組んでいたのは2つ目のexploitという表現だけで、それについての具体的な表記は何もありません。先日リリースされたVita システムソフトウェア バージョン3.69でのそのexploitに関してTheFloW氏は特に対策された等の発言はしていないため、現時点でも、つまりVitaの最新ファームウェアである3.69でもまだ有効なカーネルexploitをTheFloW氏が所有していると考えるのが普通でしょう。そして今3.69 HENkakuが完成し、それをVitaの生産が完全に終了したらリリースする、と。
Vitaは日本ではまだ販売されていますが2019年で出荷終了することが公表されています。したがって、TheFloW氏が準備しているVitaハックは2020年以降にリリースする予定をしていることになります。
ただ、TheFloW氏は3.69がリリースされたときに「3.69向けの新ハックリリース予定はない」とも語っています。では3.69 HENkakuではないのでは?という疑問もわいてきますが、わざわざこの次期にVita自体が生産終了したら出すと公表するからにはそれなりの理由があるはずです。
これらの話を統合すると、TheFloW氏は未完成だったexploitに目処が立ったためそれを3.69 HENkakuとして早ければ2020年(1年以上先ではありますが)に公開する予定をしているということになりそうです。推測の域を出ないので必ずしもそうではないかもしれませんが、TheFloW氏がVitaシーンで何らかの動きを企てていることは間違いありません。