Githubで、smoke氏が異なるSENアカウントのVitaとの間でメモリーカードスワップを可能にするユーティリティmemcardswap v1.0をリリースしていました。
Vitaの仕様で使いにくいと感じるものの一つに専用メモリーカードの存在が挙げられます。専用メモリーカードは同一アカウントなら問題はありませんが、アカウントが異なる場合他のVitaでそのまま使いますことができず、一度フォーマットし直さなければなりません。
海外版のゲームのexploitのために海外版のアカウントでゲームを購入する場合、事実上海外アカウントで使用する専用のVitaを用意せざるをえず、1台のVitaで複数のアカウントを使い分けるようなことができませんでした。
memcardswapはフォーマットをし直すことなく、使用しているアカウントが異なっていても別のVita間でメモリーカードのスワップ(入れ替え)を可能にします。つまり、1台のVitaで複数のアカウントを使い分けることが可能になります。
wololo氏によると、その仕組みはメモリースティックのux0:/id.datを削除して空のファイルを書き込むというもので、 Major_Tom氏とMr.Gas氏が発見したトリックだそうです。空の場合はid.datがVitaに入れた段階で自動的に再生成されます。
id.datの部分でメモリーカードを認識するようにしているだけですので、ストアで購入した、アカウントに紐付いているコンテンツまで他のアカウントのVitaで使えるようになるわけではありません。ご注意ください。
memcardswapはHENkaku環境で使います。Vitaにインストールして、カードをスワップする際に起動するだけでカードからid.datを消してくれます。
そのまま使います…