smea氏がbrickしたWii Uを修正する”unbrickener”なるものを開発
していましたが、現時点でのWii Uハック進捗状況をsmea氏が発表しました。なんと、Wii UでSDカードからシステムを起動させるredNANDを実現するハードウェアMODでした。
単にbrickしたWii Uを復旧させるための”unbrickener”かと思いきや、彼の目標は更に上にありました。
finally properly pulled off what i was trying to do when i bricked my wii u ! very excited, i think i might even post a progress video :D
— smea (@smealum) February 8, 2016
もし自分のWii Uがbrickしたらこうしたいということが遂に実現できました!これは凄いですよ。まずはビデオを作りたいと思ってます。
あのsmea氏が自賛する時点でかなりのものが期待できそうですね。
ok so i just made my progress video. before i post it i want to emphasize that this is WIP, and i dont know if/how stuff might be released.
— smea (@smealum) February 8, 2016
はい。まずビデオ作りました。公開する前に念のため言っておきますが、まだ開発中です。公開できるのかや、どうやって公開するのかなどは全く未定です。
this is going to be more proof of concept like my early 3DS stuff. making a video and a proper stable release are very different things
— smea (@smealum) February 8, 2016
3DSの時(ninjhax)の最初の段階と同じですが、こんなことができましたよ的な状態です。ビデオを作ることと、ちゃんとしたものをリリースするのとは全く別次元の話です。
again, dont watch if you expect a release anytime soon, but :
wii u : coldboothax, redNAND, homebrew (WIP)https://t.co/A1o8fD90ba
— smea (@smealum) February 8, 2016
もう一度言っておきますが、ビデオ見てすぐにでも公開してくれなんていう期待はしないでくださいね。とりあえず: coldboothax, redNAND, homebrew (WIP)
plutoo氏、naehrwert氏、yellows8氏、derrek氏と協力してこのハックを実現したそうです。
coldboothaxはsmea氏が命名したもので、電源を入れた時の起動シーケンスに割り込んで何らかのハックをしているという意味だと思います。
redNANDは、本来ならNANDフラッシュメモリから読み込まれるファームウェアをSDカードから読み込めるようにする、つまりSDカードをNANDフラッシュメモリに仕立て上げてしまうNANDエミュレートです。
ビデオの後半で出てきますが、 redNANDで起動したシステムではWIi UメニューからHomebrewを起動できていることがわかります。テレビモニターでは押したボタンを識別して表示するコードを実行しつつ、Wii U GamePadでは3DSの時に作ったyeti3DSをWii Uに移植した”yeti3″(本人談)を起動しています。
どう考えてもマザーボードに半田付けしているとしか考えられないハードウェアMODですからこれを公開して「誰でもできるようなハック」にするのは相当ハードル高いです。その辺りがリリース予定が立たない理由だと思われます。
今回のビデオは3DSシーンを支えてきたsmea氏の、Wii Uシーンへの参加表明だと捉えたほうがよさそうです。今後の進展に期待しましょう。