PlayStation Vita システムソフトウェア バージョン3.30
では未公開のはずのexploitを使ったHello Worldが起動しませんでした。動作を見る限りexploit自体は発動しているっぽいのですが、Hello Worldのバイナリデータ自体が動作していないようでした。
つまり、自作コード自体が実行できないのか、そのデータが読み込めないのかのどちらかっぽかったです。
もう二度とHello Worldが起動しないのかというとそんなこともなく、ついにHello Worldに成功したという報告があがりました。
まず、The Z氏がHello Worldに成功した第一報報告動画を公開してくれました。
実際にVita 3.30で大量exploit流出事件の時に公になった『Go! Sudoku』exploitを利用してThe Z氏がHello World表示に成功させた動画も公開してくれています。
これは173210氏が改良したバイナリーローダーを利用してHello World表示させたもののようです。
Hello, World for Go! Sudoku EU Versionhttp://t.co/hC6k8UPe5p
It includes source code of binary loader and hello world.— PSP2SDK (@psp2sdk) October 6, 2014
ソースコードを見ると、loader.sが大幅に変わっています。これでローダーとして機能したということは今後のシステムソフトウェアアップデートで再び対策される懸念も生じてきますが、とりあえず自作コードの実行環境の存在が実証された意義は大きいと思います。
プライベートexploitをお持ちの方は173210氏のバイナリーローダーを参考にセーブデータを作り直してみるとHello Worldが起動するのではないでしょうか。
次のステップはVHBLの起動です。
このバイナリローダーが完全に対策されることはありません。
対策しようとすると一部のゲーム(Go! Sudoku, パワプロ, MyStylistなどなど)のセーブデータが読み込めなくなります。
ただしExploitは対策されるでしょうね。
# つーかSCEなにしたいんだ…こんな対策回避するにきまってるだろ…