ここ数日、ニンテンドー3DSのexploitであるSSSpwnを発見したsmea氏のツイートをベースにした最新情報をお伝えしていますが、smea氏はある質問に対してだけ「SSSpwnを使うために必要なものは近日中に発表する」とのコメントを繰り返していることに気が付きました。
ふと気になって良く考えていると、そりゃそうだと思うある事実を思い出しました。
まずは朗報から。
一昨日、SSSpwnは5.0.0-8.1.0に対応することが明らかになりましたが、その後、Gateway 3DSの条件と同じ4.0から4.5(この間のバージョンはどれも同じ扱いになります)への移植も可能だったことを明らかにしました。
thanks to everyone replying to this poll. FYI i just got it running on 4.2, which should mean we now support FW versions 4.0 through 8.1
— smea (@smealum) August 23, 2014
(リリースを楽しみにしている3DSユーザーに、使っている3DSのバージョン調査をして情報を集めた結果)調査に協力してくれてありがとう。ちなみに4.2でも起動に成功したよ。だからサポートファームウェアは4.0から8.1になるね。
5.0以降のみサポートの場合、例えば現在Gateway 3DSを使っているユーザーはSSSpwnを無視してGateway 3DSを使い続けるか、SSSpwnを使うために3DSをアップデートしてGateway 3DSを廃棄するか、3DSを買い増すかの選択肢しかありませんでした。SSSpwnが4.0-4.5に対応することで、Gateway 3DSユーザーはGateway 3DSもSSSpwnも両方使えるようになります。
対応ファームウェアが増えることは恩恵にあずかるユーザーが増えることを意味しますので、朗報と言ってもいいでしょう。
問題は…
今まで私も特に言及してきませんでしたが、exploitの発動には当然何らかのトリガーが必要です。
Gateway 3DSはそれをDS用の青いFlashcartでまかなっていました。しかしsmea氏はSSSpwnというハッキングにはFlashcartは不要であると明言しています。
ということは、何らかのゲームが必要なの?そう考えるのが普通です。
ところが同様の質問に対し、smea氏は「必要なものは数日中に発表する予定だから」の一点張りです。
数日以内に情報が発表される可能性がありますが、もしそれがゲームである場合当然発表直後から全世界で争奪戦発生が予想されます。ダウンロード購入だと争奪戦にはなりませんが、どこかのタイミングで配信中止になる可能性がある以前に、そもそも確実に8.1へアップデートさせられますのでSSSpwnが旧ファームウェアに対応する意味がなくなります。
トリガーとなるゲームの購入が必要という前提なら、US/EU版の3DSだけでなく日本版3DSにも対応できたのは、本体リージョンの違いに対応できたという話ではなく日本向けリージョンのゲームを使ってSSSpwnを起動できるようになっただけだということになります。
よく考えたらゲームのセーブデータexploitをトリガーにしている可能性は当然ありますよね。
マルチリージョンのゲームなのかリージョンごとに異なるゲームを使うのか分かりませんが、もし本当にゲームが必要な場合VHBLのようにニンジャリリースではなく一発勝負のゲーム名公開っぽい流れなのでご注意を。少なくとも4.0から8.1までに対応するのであれば、要求ファームウェアが4.0以下のちょっと古いゲーム、ということになります。
ゲームが必要ではないかというのは私の仮説に過ぎません。SDカードに何かをコピーして、最初からプリインストールされてるアプリを使うだけだったりするかもしれませんし、そもそも予想外の画期的な方法が準備されているのかもしれません。