まんたんウェブで、『ドラゴンクエスト10 目覚めし五つの種族 オンライン』が12月1日からTSUTAYAで無料レンタルされることを伝えていました。
人気のドラゴンクエストシリーズ初のオンラインゲーム化に賛否両論だったスクウェア・エニックスの『ドラゴンクエスト10 目覚めし五つの種族 オンライン』は、ゲームとしては今まで行われてこなかったレンタルという領域に踏み込むことになりました。
しかもレンタル料金は無料で、無料レンタル期間は7泊8日です。
ただし、別途個人で16GB以上のUSBメモリーを準備し、そちらにインストールすることでプレイするそうです。
じゃあ、タダでドラクエができるのかというとそんなはずはなく、とりあえずレンタル用のコードを入力することでレンタル期間中はプレイできますか、ディスク返却後は「レジストレーションコード」なるものを製品版の6,980円よりは安い3800円で購入し、インストールしたUSBメモリーとそのコードを利用することで製品版と同じようにプレイできるようになります。
つまり一週間借りて返却した後、ディスクがなくてもプレイできる環境は保持できる仕組みが用意されていることになります。
要するに無料でお試ししてもらって販売拡大に繋げるのかと思いきやそうではありません。レンタルの場合レンタル用のデータを製品版(レジストレーションコード購入も含まれると思いますが、具体的記載がないので不明です)には引き継ぐことができないそうです。
更にソフトとは別に、30日間で1000円の利用料はやはり必要です。レンタル期間中は多分不要ではないかと思いますが、記事には記載がないので不明です。レンタル期間は13年2月28日、レジストレーションコードの販売期間は同3月8日までという期間限定期限付きキャンペーンです。
延滞料金についての記載もなく、レンタル期間を延長できるのかも分かりませんが、少なくともレンタル期間中にプレイしたセーブデータをレジストレーションコード購入後に引き継げない時点でいわゆる体験版配布をTSUTAYAの協力を得て行っているだけではないか、と思います。オンラインと聞いて購入を躊躇しているユーザーに無料でゲームを体験してもらうことが目的なのでしょうか。
その割にはディスクだけでのプレイができるとは書かれておらず16GBのUSBメモリーを別に用意しなければなりませんのでちょっと中途半馬な印象です。ただ、Wiiシーンでは実現できている「ディスクレスでUSBメモリーにインストールしたゲームをプレイできる」というのを任天堂自身が可能な環境を提供してきたことはある意味画期的ではあります。