TheVergeで、ソニーとAMDがPlayStation YouTubeチャンネルに動画を投稿し次世代機についての情報の一部を公表していました。
動画はPS5に続きPS6も開発を主導するリートアーキテクトのMark Cerny氏とAMDのシニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーであるJack Huynh氏が対談形式で話をしているというもので、ソニーとAMDでゲームグラフィックスとゲームプレイの双方においてAI技術を活用する次世代プラットフォームの開発を目指す技術協業プロジェクト「Amethyst」の開発状況説明になっています。
次世代機の開発は順調に進んでいる印象を受けていましたが、実際には「技術的にはまだ開発の初期段階」で「現時点ではシミュレーションの中でしか存在しない」ことから「実際の発売は数年後」というのが現時点での見通しですが、シミュレーションの結果としては期待が持てる状況のようです。
今両社が取り組んでいるのはグラフィックスのアップスケーリングやレイトレーシング技術を既存のアプローチでは限界に達していることから簡単に扱えるようGPUへの負担を軽減する、というものです。
最近のソニーは次世代機の情報については隠すことなく早い段階から期待を煽る広報活動するようになってきました。これは開発が順調に進んでいる証拠ですので、最初に述べた順調に進んでいる印象につながっています。
今回は噂のPlayStation携帯機の情報はありませんが、GPUへの負担の軽減は理論上はPlayStation携帯機にも有効です。さらにPS5システムソフトウェアアップデート バージョン25.06-12.00.00で導入した、状況に応じてパフォーマンスが調整され消費電力を抑える省電力プレイ技術も携帯機には非常に有効だと考えられます。
ソニーは革命的な技術開発で性能を向上させるアプローチの限界を感じ取り、違ったアプローチから性能向上を目指しているようです。