違法コピー対策か 公式情報まとめ Nintendo Switch 2について

4月2日のNintendo Directでついにベールを脱いだNintendo Switch 2。Nintendo Directは概要説明で、公式のウェブページでその他の重要な情報も含まれていました。開発者に聞きましたのページやよくあるご質問のページを中心に、新型コンソールNintnedo Switch 2の情報をまとめてみました。

Nintendo Switch 2_C

Nintendo Switch 2は性能向上がテーマでした。

メモリーとmicroSD Express

「アグレッシブにメモリー容量を増やして」来た結果、容量の多いメモリーが電力を多く消費するため、バッテリーの持続時間が減ってしまいました。代わりにバッテリー容量をSwitch 1から1.2倍にしています。

ソフトの容量も大きくなりますが、ゲームの処理をスムーズにこなしながらデータを読み込むには、それ相応の速度が必要なためmicroSDカードではなく、より速い転送速度を持つmicroSD Expressカードを使用することを条件としました。これまでのmicroSDは使えません。ただし本体保存メモリー容量が256GBになったので、本体を買ってすぐにmicroSD Expressカードが必要になる、というものでもないので必ずしもSwitch 2本体と同時に用意しなければいけないということはありません。

Joy-Con 2

Nintendo Switch 2 のJoy-Con 2の「HD振動2」はより多彩な動きができるように変更したためよりリアルな触感や、より反応の速い振動も実現しています。

Joy-Con 2はマグネットを使った脱着式です。もともとSwitch 1の開発時にJoy-Conをマグネットで本体に装着する案がありました。当時の試作はマグネットでJoy-Conを本体に装着すると接続部分が弱い構造だったため最終的には断念しました。その代わりSwitch 1の開発時からずっと研究は続けていたことがJoy-Con 2で実を結んだ形です。

Joy-Con 2のマウス機能はもともとSwitch 1でタッチパネルがTVモードで使えなかったことを解決するための代替策でした。タッチ操作の代わりとしてTVモードで使用することを想定していました。新しい操作方法としてマウスを付けてみようという発想ではなかったことになります。

コントローラー

Switch 2 でもSwitch 1のJoy-ConやProコントローラーは使用可能です。
Nintendo Switch 2 Proコントローラーはイチから再設計されました。評判の良かったゲームキューブのコントローラーを参考に、グリップの付け根を薄くしグリップ部分のパーツの継ぎ目もなくしました。そして要望が多かったヘッドホンマイク端子追加しました。グリップの裏側に好きなボタンを割り当てることができるGLボタン/GRボタンという新しいボタンも追加されています。

チャット機能

Switch 2で登場したコントローラーの「Cボタン」は「ゲームチャット」を使用するときに押すボタンです。特徴は本体機能として搭載したこと。Switch 1でも搭載したかったのですが、バックグラウンドでの処理を必要としたためSwitch 1では不可能で、Switch 2 の処理性能向上に伴いようやく搭載できるようになりました。

本体機能として搭載しているのでプレイしているソフトに関わらずチャットの利用が可能で、ゲームソフト開発側が何か特別に追加しなくても、その本体機能によって新しいチャット機能を実現しています。

ただしチャット機能の利用には「Nintendo Switch Online」への加入が必要です。またお子様のチャット利用には制限があり「Nintendo みまもり Switch」にて設定が必要になっています。

カメラ

本体のUSB-Cに接続して使う「Nintendo Switch 2 カメラ」がアクセサリーで用意されましたが、「Nintendo Switch 2 カメラ」以外の、手持ちのUSBカメラでもドライバーが対応していれば使うことができます。

マイク

本体内蔵マイクのノイズキャンセリングは高性能なチップで音声処理をしています。横で掃除をしていても掃除機の音はほとんど聞こえません。オートゲインコントロールも実装していますので、本体マイクからの距離に関わらず一定の音量になるようコントロールされます。

おすそわけ

Wii U GamePadに映像を送っていたストリーミング技術を使って無線ストリーミング通信で最大3人までゲームプレイをおすそわけしています。ローカル通信ではSwitch 2 のゲームをSwitch 1におすそわけが可能です。Switch 2 専用のゲームチャットを介して、Switch 2同士ならインターネット経由でもおすそわけが可能となっています。全てのゲームでおすそわけができるわけではなく、おすそわけ通信はプログラムが組み込まれた対応ソフトのみです。

後方互換

後方互換はSwitch 2でSwitch 1のゲームをプレイできる機能です。Switch 2はSwitch 1と同じNvidiaのアーキテクチャなので後方互換は容易ではないかと思いがちですが、実際には全く異なっており当初は技術的に「難しい」と言われ優先度が低かったようです。

過去の任天堂のハードは、例えばニンテンドー3DSにはニンテンドーDSのハードが入っていて、Wii UにはWiiのハードが入っていたので互換性を確保しました。

エミュレータで後方互換を実現する手段もありましたが、Switch 2では全く別のアプローチとしてSwitch 1用ソフトのデータをSwitch 2 で動くように変換する処理をデータを読み込むと同時にリアルタイムで実行して後方互換を実現しました。

ただし『Nintendo Labo』のVR KitのようにSwitch 1の本体寸法に合わせてつくられているようなものは物理的にサイズが合わないので後方互換に非対応です。Switch 2で動いているのでSwitch 1のソフトであってもゲームチャットは利用可能です。

テーマになっていた「性能向上」

処理性能向上がどの程度なのかについてはNvidiaがブログで紹介していました。(匿名希望さん情報ありがとね)
Nintendo Switch 2はNintendo Switchの10倍のグラフィックス性能を持っています。TVモードでは最大4K、携帯モードでは1080pで最大120フレーム/秒のゲームプレイが可能です。
Nintendo Switch 2はリアルタイムレイトレーシングやHDR、そしてAIを利用したアップスケーリングDLSS)に対応しています。Nintendo Directでアビールしていたビデオチャットでの背景除去はNvidiaのSoCでの処理が可能になったことで実現した機能でした。

バーチャルゲームカード

ニンテンドーアカウントでSwitchにあるデータをSwitch 2 にまるごと移行できます。バーチャルゲームカード機能でゲームカードを抜き差しするようにSwitch 1とSwitch 2 の間でゲームカードの「抜き差し」が可能になります。
バーチャルゲームカードをセットできるのはペアリングをした2台(1組)の本体のみで、同時に3台目に抜き差しはできません。

Switch 2の名称

Switch 2の名称は次の新しいSwitchというわかりやすさを出しました。Switchを引き継いでいくイメージも併せて持たせています。当初Super Nintendo Switchという候補もありましたが、スーパーファミコンではファミリーコンピュータのゲームはプレイできなかったので同じような名前をつけるのは違うとして候補から落ちました。

その他、よくあるご質問に書かれていた内容でトピック的なものをまとめました。

日本語・国内専用モデル

「Nintendo Switch 2 日本語・国内専用モデルは「国/地域」を「日本」に設定しているニンテンドーアカウントのみ連携可能で本体内の言語も日本語のみとなっています。海外のニンテンドーeショップは利用ができません。また日本のニンテンドーアカウントがないと本体とニンテンドーアカウントとの連携ができない仕様になっています。海外での使用は実際には使えるようですがは保証対象外です。海外で発売されたパッケージ版ソフトも動作保証対象外です。動くけど保証しないということのようですので、いわゆるリージョン制限とは異なりますね。

キーカード

キーカードがSwitch 2の最も主要な話題ではないかと思っています。
キーカードはソフトを起動するための「キー(鍵)」のみが保存されたゲームカードで、中にゲームデータが入っていません。インターネットを通じてソフト本編のデータをダウンロードしてプレイする形です。データは本体保存メモリーまたはmicroSD Expressカードに保存しゲームカードには保存しません。従って他の本体に差し替える度にソフト本編のデータをダウンロードする必要があります。

通常のパッケージ版ソフトと同じくゲームを遊ぶときはキーカードを本体に差し込んでおく必要があります。ダウンロード版と違うのは、データダウンロードにニンテンドーアカウントが不要と言うところになります。
keycard

これまで通りのゲームカードのように、データが入ったカードも発売されるのかどうか分かりませんが、キーカードになるとゲームカードからのゲームダンプができなくなります。Flashcartを使ったバックアップ起動は物理メディアのデータをダンプして起動するのが前提でしたが、キーカードが主流になる結局ダウンロード版と同じなのでバックアップ起動の概念が変わるります。

キーカードにはおそらくゲームを起動させるための何らかのユニークなデータが存在しており、アカウント不要ながらそのユニークなデータがニンテンドーアカウントと同じ扱いになり、コンソールIDと紐付けられて任天堂の管理下でゲームを起動することになります。Switch 1ゲームであってもSwitch 1とは起動までのプロセスが異なっている可能性があり、Mig FlashやUnlockswitchなどのFlashcartは起動しない可能性も否定できません。ただ、イタチごっこになるでしょうね。

キーカードやバーチャルゲームカード採用の裏にはMig FlashやunlockswitchなどのFlashcart対策としての側面もありそうです。

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