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flat_z氏 PS5のHV exploitを利用しセキュアプロセッサー復号化キー入手に成功

Logic Sunriseで、flat_z氏がPS5のセキュアプロセッサーの復号化キー入手に成功したと伝えていました。

ついに…ハロー PS5のPSP :)

PSPと聞くとPlayStation Portableみたいですが、Platform Secure Processorのことです。PS5では(と言うよりAMDのプロセッサーでは、ですが)実行前に専用のセキュリティプロセッサーによりコードが検証され、 デバイス上で稼働する未承認のソフトウェアやアプリケーションからシステムやデータを保護しています。
つまり、セキュアプロセッサーを何とかしない限りPS5で任意のコードを実行することはできません。

その、何とかすることにflat_z氏が成功したようです。

flat_z氏はPS5のセキュアプロセッサーのアクセスに成功したと公表しました。これによりPS5の復号化キーにアクセスできることになります。

更にはセーブデータ経由でハイパーバイザーexploitを利用することにも成功したようです。セーブデータはPS4のディスクゲームです。

PS5には過去にハイパーバイザーexploitが存在した(既に対策済み)と言われています。

Hypervisor(ハイパーバイザー)は仮想マシン管理プログラムで、CPUの最深の特権レベルで動作しており、一般的にOSというのはハイパーバイザ上で動作しているため、PS5ではその仮想マシン、つまりHypervisor(ハイパーバイザー)を掌握することがハッキングの条件になります。

flat_z氏が利用したハイパーバイザーexploitがそれだとすると、 PS5システムソフトウェアアップデート バージョン 21.02-04.00.00以前の(4.00で対策済みの可能性あり)ファームウェアのPS5に限定されるかもしれません。

セープデータ経由、つまりPS4のディスクゲームのセープデータexploitをトリガーにしているならはPS5のデジタル・エディションでは利用ができません。

そもそもしたハイパーバイザーexploitは公開されていないため、flat_z氏が情報を公開しない限り何も状況は変わりません。少なくともPS5をハッキングできる事実だけは分かったとなるだけの可能性もありますが、flat_z氏の情報をヒントにシーンメンバーの誰かがトレースして実現し公表するパターンのほうが可能性高そうです。

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