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SIEがPS5用の公式PS3エミュレータ開発に取り組んでいる可能性

wccftechで、SIEがPS5でPS3のエミュレーションに取り組んでいる可能性があると伝えていました。

コードネーム「Spartacus」と呼ばれていたPS PlusとPS NOW統合定額サービス「PlayStation Plus Essential」「PlayStation Plus Extra」「PlayStation Plus Premium」の3段階プランを2022年6月より開始するとSIEが発表しましたが、「PlayStation Plus Premium」ではPS1/PS2/PSPがダウンロード(つまりエミュレーションによるプレイが可能)とストリーミングでプレイ可能なもののPS3タイトルはストリーミングプレイに限定されていることからPS3タイトルプレイは常時オンライン必須となり、ユーザーから不満の声が上がっていたそうです。

今回の話はVentureBeatのライターもしているゲームジャーナリストのJeffrey Grubb氏が情報原から入手した話がベースとなっている「噂話」によると、SIEはその不満の声に対応し解決策に取り組んでいる、つまりPS5でPS3のエミュレーションを実装する取り組みを始めているようだ、というものです。

PS3はPS4やPS5のようなPC汎用アーキテクチャベースではなく、独自のCellプロセッサによる独自アーキテクチャです。エミュレーションも独自開発にならざるを得ませんが、PS5のスペックを持ってすればエミュレートは不可能ではないでしょう。できるかできないか、であれば、必ずできます。実際Windows/Linux向けのPS3オープンソースエミュレータRPCS3は既に存在します。しかもそれなりの動作ができるところまで開発が進んでいます。

RPCS3ではXMBが動かせるほど再現性が高まっています。

同じことをSIEができないはずがありません。

しかしながら、RPCS3も同じですが開発には時間とコストがかかります。RPCS3ですら開発のスタートは10年前の2012年です。オープンソースの有志による開発ですので費用も人材も多くかけられない中での開発でした。SIEが本気で手を出せばもっと迅速に開発できるでしょう。

SIEにとってPS5でのPS3エミュレーションは「できるかできないか」ではなく時間とコストをかけて「やるかやらないか」という問題に過ぎません。PS3タイトルレベルであれば「見た目は誰がどう見てもレトロゲーム」にはならないので、契約者からの定期的な収入が見込めるサブスクリプションサービスに展開するのであれば開発コストをかけるだけのメリットは間違いなくあります。是非SIEにはPS3エミュレーション開発に取り組んで貰いたいと切に願います。

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