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『ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説』はマリオ版の色違い 初日からハック完了確認

ツイッターで、kbeckmann氏が『ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説』は発売初日からハックが完了したことを報告していました。

早々と『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』でもROMの書き換えHomebrew起動が早々に可能となりました。

昨日(2021年11月12日)発売された、同じシリーズである『ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説』も当然同じ流れに巻き込まれます。問題は、任天堂が何らかの対策を施したかどうかに絞られるわけですが…


ゲーム&ウオッチハックというと、2020年にリモートで行われたCCC(Chaos Communication Congres)でghidraninja氏が発表したことからメインはghidraninja氏のように感じてしまいますが、実は最初の段階でghidraninja氏と並行して別で動いて先にROM入れ替えに成功したkbeckmann氏もいます。

今回もまず、そのkbeckmann氏が『ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説』を手に入れ「さあ、行くよ」と何やらやる気満々な様子をツイートしました。

ハックに失敗することも考えて3つも購入したようです。

スーパーマリオ版の時に活躍したghidraninja氏も動き出す…と思いきや、彼はドイツ在住でドイツでは『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』の発売が遅いようです。

残念ながらドイツではデバイスが遅れているためリモートでのお手伝いしかできません。

細かくは書きませんが、実際今回ghidraninja氏はkbeckmann氏のリモートでのアドバイス等でお手伝いに終始しています。

ますkbeckmann氏は早々と作業に取りかかり

ファームウェアをダンプします。

上の写真ですが、ゼルダユニットのファームウェアをマリオユニット(Flashを大きくする改造をしています)で動かしています。つまり、ゼルダの新ユニットの内蔵Flashをダンプできたということだけではなく、両方のデバイスの内部が非常によく似ているということです。

どうやら何も対策はされていないらしく、スーパーマリオ版向けのHomebrewはそのままゼルダ版で動作するようです。

Homebrewもそのまま動きます。

結局『ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説』は、『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』の単なる色違いでプリインストールタイトルが違うだけということになります。ハックのために『ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説』を購入しても新しいことができるわけではない状態ではありますが、もともとが実用性重視のデバイスではなくコレクション要素が強いので、欲しい方は買ってみても良いかと思います。

[追記]
書き忘れていましたが、ダンプしたデータで「オフセットみっけ」という発言と、ツールをリリース予定と言っていることからマリオのツールそのままでは動かず、ゼルダ用にオフセットを設定した何らかのツールが出るのだと思います。ノウハウはそのまま流用できるということです。

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