GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用したりModチップを利用したりすることで起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 1.2.1(fb59d0a)をリリースしていました。
この記事は翌日公開になってしまいましたが、Nintendo Switchのシステムバージョン13.1.0リリースの当日中の13.1.0対応Atmosphereアップデートになります。
Happy June 15th! Atmosphere 1.2.1 is released: https://t.co/DFov7W7Y4l
Support was added for 13.1.0, and all the crazy kernel stuff I've been working on the last two weeks made it in, too.
I hope you all enjoy! :)
— Michael (@SciresM) October 26, 2021
13.1.0のサポート追加と、ここ2週間ほど取り組んできたクレージーなカーネルも反映されています。
何がクレージーなのかよく分かりませんが…
変更内容は主には13.1.0対応になります。Atmosphere 1.2.0プレリリースやサイレントアップデート後もちょこちょこと改良が加えられていましたので、それが反映されたのでしょう。
- 13.1.0サポートの実装
13.1.0でのカーネル動作の変更を反映したmesosphèreとerptのアップデート - mesosphèreの改善
Atmosphere 1.2.1に合わせ、関連アプリケーションや署名パッチも更新されました。
●GitHubで、CTCaer氏がNintendo Switch向け多機能ブートローダーとなるbootloader/package1のリプレイスペイロードhekate v5.6.5 & Nyx v1.1.1をリリースしていました。13.1.0のサポートとタッチパネルファームウェアの情報を追加(Nyx v1.1.1)したことが変更点です。
●GitHubで、TeJayH氏がNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphere 1.2.0(pre-release) f7f83b474で非署名NSPや変換XCIをインストール・起動するために必要な署名パッチpatches(sigpatch) 13.1.0-1.2.1をリリースしていました。13.1.0対応が変更点です。