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Nintendo Switchの13.0.0対応プレリリース版 Atmosphère 1.1.0(006f8022c)

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GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用したりModチップを利用したりすることで起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 1.1.0をリリースしていました。

今回も公開ベータテストを兼ねたプレリリース版です。不具合がなければこのままリリース版に移行しますが、不具合があった場合は修正されて中身が差し替わります。午前7時時点でのコミットは006f8022cになっています。

1.1.0の変更内容は、基本的には13.0.0に対応するためのみで特段機能追加はありません。

今回LogManagerというSDカードにログを書き出すためのシステムモジュールが再実装されています。
デフォルトではメモリー使用量削減のため無効化されていますので、ログを書き出す必要がある場合は設定を変更する必要があります。また、書き出し先も設定で変更できます。これらの機能は基本的にはディベロッパー向けなので、一般ユーザーが使うことはほぼないでしょう。

Nintendo Switchのシステムバージョン13.0.0が内部的にメジャーアップデートだったため対応に時間がかかりましたが、僅か5日後のアップデートですので対応は早かったと思います。

[追記]
・CTCaer氏がNintendo Switch向け多機能ブートローダーとなるbootloader/package1のリプレイスペイロードhekate v5.6.1とNyx v1.0.7をリリースしていました。hekateは13.0.0のサポートとエラーメッセージの改良が変更点です。emuMMCは13.0.0対応となり、リサイズしたemuMMCが低速動作にならないようになりました。Nyxも13.0.0対応やTSECキーボタンをLockpick RCMにリプレイスされるなどの変更があります。

・TeJayH氏がpatches(sigpatch) 13.0.0-1.1.0-preをリリースしていました。Atmosphereの006f8022c用なので、サイレントアップデートがあった場合はローダーパッチが必要になるため別途リリースがあります。

[追記2]
emuMMC IDに関する不具合を修正したhekate v5.6.2 & Nyx v1.0.7がリリースされています。

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