ツイッターで、KyuHENcontest事務局(と勝手に呼称しておきます)がPS VItaのHomebrewコンテストKyûHEN(急変)を開催することを発表していました。
VitaのHomebrewコンテストKyûHEN(キーボードで打ちにくいのでKyuHENと以下記載します)は2016年にフランスのウェブサイトCustomProtocolが中心となって開催したGekiHEN(激変)に続く大規模Homebrewコンテストです。今回もCustomProtocolが中心となっているようです。
GekiHEN自体2011年に開催されたPSPのHomebrewコンテストPSP Genesis competitionの流れを汲んだ、Homebrewシーンを盛り上げることを目的としたコンテストでしょう。余談ですが、PSP Genesis competitionは当時PSPシーンのメイン人物の一人だったwololo氏が主催しており、wololo氏とつながりがあった関係で私も公式スポンサーをしておりました。
今回のコンテストの主催は
・Cimmerian_Iter氏(customprotocolのモデレーター)
・frangar氏: /talkフォーラムでも活躍していた開発者
・2_Old_4_Gaming氏: 2 old 4 gamingを運営するYouTuber
の3名です。
KyuHENには4つのカテゴリがあり、それぞれ賞金が用意されます。
- Game 1 : Homebrewゲーム(Unity SDKまたはYoYo Gamesのゲーム開発ツールGameMaker StudioのSDKを利用したもの)
- Game 1 : Homebrewゲーム(VitaSDK/DolceSDKやLuaを利用したもの)
- Utility : ユーティリティ系Homebrew
- Ports : 他のプラットフォーム向けのゲームのVita移植版
コンテストの応募作品には起動時に指定のスプラッシュスクリーンを表示することが条件になります。現在スプラッシュスクリーンは検討中のようですが、コンテスト開始までには決定されるはずです。優勝賞金(多分各カテゴリごと)は50ユーロ(6400円弱。ペイパル受け取り)+Vitaのダウンロードゲームコード2つとなっています。
スプラッシュスクリーン以外にも応募には条件があって、KyuHENコンテストのロゴ入れ(Game 1が青、Game 2が赤、Utilityが緑、Portsが黄色の色指定あり)だとかwololo.netとPSX-PlaceとPlayStationHaXのロゴ入れ(多分スポンサードしているのではないかと思います)、Vitaシーンへの謝辞入れなどが記載されています。
PSPシーンの頃は日本にも開発者が結構いましたが、最近は残念ながら海外の開発者の活躍が目立ちます。もし応募してみようと思っている方がいればこれをきっかけにシーンへ足を踏み入れるべくチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、KyuHEN(急変)のHENはHomebrew ENablerのHENを漢字の「変」に当てはめて、過去にVitaシーンで使われてきたHENkaku(変革)とかtaiHEN(大変)とかGekiHEN(激変)のノリでネーミングされています。
最初のHENkaku(変革)はいいネーミングだとは思いますが、それはもう大変だったり激変したりした挙げ句に急変したとか、日本人なら「さぞつらい思いをしたよね」と言いたくなってしまうようなネーミングのオンパレードには思わず笑ってしまいます。HENtai(変態)は英語でもある程度アングラ系であることが知れ渡っているのでVitaシーンで使われたりはしないと思いますが、大変とか激変とか急変もヘンタイと同じヘンな言葉の仲間だと海外の方にも理解して欲しいところではあります。
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