Team Xecuterが、Nintendo Switchのセーブデータのバックアップや復元などを行うことができるユーティリティSX Save Manager v1.1をリリースしていました。(hiroroさん情報ありがとね)
前バージョンであるSX Save Manager v1.0からの変更点は以下です。
- 30タイトル以上のデータがあったり破損したゲームをインストールしてあったりするとクラッシュしてしまう不具合の修正
- 設定メニュー、データの非表示機能の追加
- BCATデータのサポート
- “Export or import”を”Backup or restore”へ表現変更
- 左アナログスティックによる高速スクロール機能
- ソートのモードを保存して起動時に適用
- UIのゲーム名テキストにセーブデータタイプも追加
- SX Save Managerをリストで非表示に
- 互換性向上のため8.8.8.8 DNS overrideの削除(本アプリのみ)
- SDカードへの全データバックアップに対応
- カスタムファイル名に対応
- 安定性向上
セーブデータタイプというのは、どうやら混乱するユーザーが多かったためにゲーム名に合わせて表示するようにしたようです。セーブデータタイプには、以下の3種類があります。
user specific save(ユーザー特有のセーブデータ)
ユーザーに属するセーブデータで、選んだユーザーがゲームを起動したときにこのセーブデータが読み込まれる。
common user save(ユーザー共通セーブデータ: デバイスセーブデータとも呼ばれる)
ユーザーに関係なく、すべてのユーザーで使われる共通のデータ。『あつまれ どうぶつの森』で例えると、1台のSwitchで一つしか作られない、すべてのユーザー共通になる島データがcommon user saveに当たる。
BCAT data
任天堂がゲームのアップデータに加えない形で新しいコンテンツを追加するときに使うデータ。『あつまれ どうぶつの森』で例えると、フルアップデートをリリースせずに追加するイベントデータがBCAT dataに当たる。
BCATというのはswitchbrewによるとBackground Content Asymmetric synchronized delivery and Transmission(バックグラウンドコンテンツの非対称同期配信および送信)の略で、コンテンツのダウンロードやアップロードに関するサービスの名称です。細かいことはさておき、用語の意味を説明するよりもTeam Xecuterが解説してくれたようにあつ森のセーブデータで例示すると理解しやすいです。ナイスアイデアです。