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Xbox Series X 元々8月発売だった そして廉価版は10月半ば

VG247で、マイクロソフトの次世代機Xbox Series Xはもともと8月に発売する予定で、その後10月に廉価版Lockhartを発売する予定だったと伝えていました。

その過去の予定というのはどうも新型コロナウイルスの感染拡大前の計画のようで、2つの新型XboxをSeries Xは8月下旬、Series Sと言われる廉価版Lockhartは2ヶ月の時差を付けて10月中旬に発売するというものです。通常年末商戦に向けて発売するときには早くて10月半ば、遅くて11月下旬というところですが、8月というのはかなり野心的に感じます。PlayStation 5よりも先に出そうという意図が見え隠れしますが、新型コロナウイルスがすべてをひっくり返しています。

この情報はもともとマイクロソフトの情報に強いThurrottが公表したものですのでそれなりの確度はあると思います。

面白い情報としては、マイクロソフトは従業員やサードパーティに対して製品を持ち出す時には偽装するよう要求しているらしいのですが、Xbox Series XについてはPCのタワーケースやサブウーファーのような大きな筐体に入れることを推奨し、一方でLockhartについてはDurango(Xbox Oneのコードネーム)やScorpio(Xbox One Xのコードネーム)のカバーを使うことを推奨していることです。
つまり、2台のXboxはゴミ箱型というかPCタワーケース型のXbox Series Xと、横置きもできる現行機ライクな形状の廉価版Lockhart(Xbox Series S)であり、マザーボード自体も全く異なる別モデルだということになります。

また、廉価版Lockhart(Xbox Series S)はXbox Series Xの劣化版ではなく、1080pのディスプレイ向けに最適化されたモデルという扱いのようです。同じコンテンツをXbox Series Xは4K用に、Xbox Series Sは2K(HD)用に最適化していることが違いになります。Xbox Series Xのハードウェアのスペックをシュリンクするだけでは余計にコストがかかるので、2K(HD)向けは別で設計しスペックを必要十分なレベルに抑えてコストダウンを図っていることになります。

4Kと2K(HD)の選択が高機能モデルと廉価版モデルになるというのはなかなか賢い戦略ですが、問題は価格差です。5000円程度の差では「大は小を兼ねる」と思われて廉価版の存在価値が少なくなってしまいますので、最低でも1万円、欲を言えば2万円くらいの差は欲しいところです。
以前の記事でXbox Series Xは499ドル、Xbox Series Sは299ドルまたは399ドルと書きましたが、299ドルであれば正にそれが理想の価格差です。日本円だとXbox Series Xが49,980円、Xbox Series Sが29,980円というイメージでしょうか。

廉価版 Xbox Series Sは8月に発表される模様ですが、そのときに価格も発表されるのかに注目が集まります。

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