ドリキャス&サターンの光学ドライブエミュレータ Terraonion MODE発表

Terraonionが、セガドリームキャスト/サターンでmicroSD/SATA/USBからバックアップゲームを起動させることを可能にする光学ドライブエミュレータボードTerraonion MODEを発売していました。

Terraonion_MODE_Dreamcast_Saturn_ODE

Terraonion MODEはブランド名がTerraonionで、製品名がMODEです。

Terraonion_MODE_2

MODEとはMulti Optical Disc Emulator(マルチオプティカルディスクエミュレータ)の頭文字から取ったもので、同一製品同一ファームウェアでセガサターンとセガドリームキャスト両方に対応(ジャンパーピンでの設定変更すら不要)というのが特徴です。

Terraonion_MODE_Board

サターン/ドリームキャスト本体を分解してインストールする必要がありますが、インストールにはハンダ付けは不要です。取り付けが完了すれば、サターン/ドリームキャストが自動認識されます。

Terraonion_MODE__SS

光学ドライブエミュレータですので、ストレージにあるバックアップゲームをCD-ROM(サターン)/GD-ROM(ドリームキャスト:中身は高密度版CD-ROM)として認識させる仕組みです。バックアップゲームのサポートフォーマットはCDI/ GDI/ CCD/ MDF/ bin/iso+cueイメージです。ゲームを選択して起動するための専用UIも用意されています。

Terraonion_MODE_UI

利用できるストレージについては、インターフェースを複数用意することでユーザーが選択できるようになっています。具体的にはSATAポート(オンボードで2.5 HDD(またはSSD)を搭載可能)、microSDカードスロット(直接microSD挿入)、USB 2.0 High Speedポート(USBストレージ接続)という3種類が用意されています。

Terraonion_MODE_with_SSD

Terraonion公式サイトでのMODEの販売価格は182ユーロ、日本円換算で21,300円です。かなり高いという印象はあります。
公式サイトで在庫ありでカートが出ており購入できるように見えますが、それでも出荷予定は6月末から7月頭となっているため事実上は予約受付です。

ドリームキャスト(DC)もセガサターン(SS)も今やエミュレータが存在する過去のクラシック(またはネオクラシック)な据え置きゲーム機ではありますが、セガ自体がドリームキャストを最後にコンシューマーゲーム機の開発販売から手を引いてしまったため、いまだ捨てられずに押し入れの奥にしまって一応手元においているセガファンは存在すると思います。
「DCやSSってたまにプレイしたくなるんだよね、押し入れから出すのが面倒でしてないけど。」というファンにとってはTerraonion MODEは2万円以上払う価値がある製品かもしれません。

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『ドリキャス&サターンの光学ドライブエミュレータ Terraonion MODE発表』へのコメント

  1. 名前:sirome 投稿日:2020/04/18(土) 21:25:16 ID:c3a778061 返信

    昔あったGD-EMUのマルチインターフェース版ですかね。
    あちらはこれよりも高価でしたので進化しつつお安くなってるのはセガファンには嬉しいですが、もう少し安ければなあとは思いますね…