Fusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用して起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 0.10.2がまもなくリリースされるようです。
アップデートも数を重ねるごとにAtmosphereは安定してきています。現時点ではアップデートによる機能強化というよりも改良を繰り返して完成度をさらに高めている印象です。
更新履歴には
・hblの設定のフレキシブル化
・SwitchのカーネルをAtmosphèreに実装するというmesosphere開発に向けたステップとしてKernelLdrの実装
など、ちょっと専門的なことが書かれていますが、全体的には安定性向上と将来に向けた事前準備と言ったところでしょうか。
今はリポジトリにchangelog for 0.10.2が追加された段階ですが、これが追加されるとあとは通常リリース待ちになりますので、実際Atmosphère 0.10.2リリースはもうすぐです。
[2020.1.4追記]
Atmosphère 0.10.2がリリースされました。
Happy June 15th! Atmosphere 0.10.2 has released: https://t.co/XAgjhwS3FI
Lots of little bugfixes (< 5.0.0 works properly again), kernelldr was reimplemented, and hbl configuration is more extensible now.
I hope you all enjoy! :)
— Michael (@SciresM) January 3, 2020
SciresMの概要では
・バグ修正(
・kernelldr実装
・hbl設定を拡張可能に
というところです。
リリリースは流石に草