Maxconsoleで、Team Xecuterが今後対策版Switchもサポートすることを公表したことを伝えていました。
少し前のことになりますが、Team Xecuterはbootrom exploit対策を施した新型Switchを探していることを公表し、Switchシーンに情報提供を呼びかけていました。
fusée gelée対策版Switchが市場に流通していることが明らかになりましたが、いかんせん現時点では情報も少なく、何をどう対策されたのかの具体的な情報が不足しています。
Team XecuterはeMMCのパスワードロックを解除するなどSwitchシーンとの共存に舵を切りましたが、その流れでシーンに対して新対策基板の情報を求めました。同じ脆弱性を使っているfusée geléeもSXも状況は同じなため、SwitchシーンとTeam Xecuterは今同じ問題に直面していることになります。
対策されたSwitchのモデルナンバーは’HAC-S-JXE-C3’。
この対策モデル’HAC-S-JXE-C3’は出荷時ファームウェアが4.1.0で、ipatchの更新によりSwitchでジグを使いRCMモードに入ってUSB-Cポートからペイロードを読み込ませることができなくなっています。該当本体のシリアルナンバーはXAJ7004XXXXXXになっている模様です。
もしその個体のSwitchを持っていてSX PROがあるなら実際に試してみて、本当に動かなかった場合はTeam Xecuterに連絡が欲しいとしていました。
それから2週間が経過しました。そしてTeam Xecuterは今後対策版Switchもサポートすることを公表したのです。
先の呼びかけの後、Team Xecuterは5.1.0の対策版Switchを入手、更新されたipatchの内容を把握し、「Coldboot BootROM exploitは複数存在し、単なるWarmbootでもない」と意味深なコメントをして「今後対策版Switch向けのソリューションをお届けします」と発表しました。
詳細については触れられていません。SX Proを対策版Switchで使えるようにするというものではないっぽいニュアンスですが、なんらかのハックをTeam Xecuterとして発表し今後もSwitchをサポートしていくという意気込みを公表したのだと思われます。