Macxonsoleで、Team XecuterがSX Proの開封動画を公開したことを伝えていました。
Team Xecuterが開発したSX ProとSX OSは今週リリースされます。SX Proは販売店とレビュアー向けとして6月15日に出荷されますが、すべての予約済みユーザーに行き渡るには時間がかかりそうです。Team Xecuterでは24時間体制で生産を急いでいます。
レビュアー向けに出荷されるSX Proは100個で、そのうちの一つを開封する様子を撮影した動画が公開されました。
また、SX OSのリリース日がSX Pro出荷日と同じ6月15日に決まりました。現時点でSX OSはSwitchの最新ファームウェア5.1.0でのバックアップ起動とHomebrewサポートが可能になっています。SX OSリリース開始をトリガーにしてSwitchシーンでのSX OSリバースエンジニアリング開始は不可避でしょう。
来週にはどこかのサイトでSX Pro並びにSX OSのレビューが掲載されるはずです。
SXシリーズについての新しい情報も公開されました。若干残念な話が含まれています。
どうもサードパーティーによるペイロードでLinuxを起動させた時のみ発生するバッテリーの問題(battery desync: バッテリーが充電されないなどの不具合)が存在するようで、SXに起因する不具合ではなさそうなのですが、Fuel Gauge IC (MAX17050, I2C1 addr 36)の使い方が任天堂公式ファームウェアとLinuxで異なることが原因で問題が引き起こされているようです。SX OSはLinuxベースではないため、普通にSX OSを使用する分には問題ありません。
SXには公式ファームウェアを使うOFWモードとカスタムファームウェアを使うCFWモードがあります。OFWモードというのは要するにSwitchを普通に起動させるだけだと思われますが、OFWモードで起動した状態でバックアップではないオリジナルのゲームをオンラインプレイしてもBANされることはなく安全だそうです。
CFWモードの場合でもオリジナルゲームのプレイは可能です。しかしながらそのままの状態でのオリジナルゲーム起動もバックアップゲーム起動もオンラインプレイはBANされるリスクが高いと思われます。
SDカードについての情報も公開されました。正規のダウンロードコンテンツをeショップから購入してSDカードに保存していると、そのカードをSXに使い回して大丈夫なのかが気になりますよね。念のためSDカードの使い分けすべく複数枚持ちたいと考えてしまいがちですが、実際には同じSDカードが使い回しできます。
SX Proはコンデンサーを内蔵してバッテリーとして利用していることから、見た目はポン付けでSwitchハックが完了するのがXecuter製品の特徴ですので、近く公開されるはずのレビューを見てFusée Geléeよりも良いと感じた方は手に入れてみても良いかと思います。
Maxconsoleで、Switchのカートリッジ吸出しツール「XCI Dumper」が公開されていました。