Kotakuで、ソニーがPS Vitaのゲームカードの生産を終了すると発表したことを伝えていました。(Jojaさん、素人さん、shun_yossyさん、にゃーんさん情報ありがとね)
生産を終了するのはあくまでもVitaのゲームカードで、ダウンロード販売に関しては今後も継続するとのこと。発表はソニーの北米部門と欧州部門がデベロッパ向けに発表したもので、2018年の会計年度末(ソニーの場合は2019年3月末)までに全てのVitaゲームカードの生産を終了します。
日本でのゲームカードの生産中止の話は今の所ありませんので安心材料かもしれませんが、そもそもVitaは日本でしか売れておらず、売れているといってもその数字はソニー内だけの相対的なものでしかなく、しかも携帯ゲーム機としてはライバルであるニンテンドー3DSの足元にすら及ばない販売台数ですので、いつソニーが日本でも同じ生産中止の判断をしてもおかしくありません。
たかがゲームカードの話ですが、いずれは本体の販売終了に繋がります。残念ながらVita自体の終末カウントダウンが始まったとしか言いようがありません。
PSPがモンハンで盛り上がってPSP2ことPS Vitaが後継機として発売された頃は噂だけでとても盛り上がれた時代でした。ソニーの携帯ゲーム機市場は、残念ながらヒット作品が生まれることもないまま後継機も開発されずフェードアウトほぼ確定です。Vitaシーンは海外が中心だったので、残念感は実は日本より海外のシーンメンバーの方が感じていると思います。
昨日『PUBG MOBILE』というFPSゲームの配信がスタートしました。知っている人も多いと思いますが、PUBG(PLAYER UNKNOWN`S BATTLE GROUNDS)というPC版で人気を博した(Xbox One版も出ました)FPSゲームのスマートフォン版です。
本来はこういう『PUBG MOBILE』というゲームこそVitaのような携帯ゲーム機で出すべきですが、iOS/Android版として開発されました。
トレーニング画面のスクリーンショット iPad版
『PUBG MOBILE』は事前登録キャンペーンをしていましたが、事前登録だけでも100万突破で、基本プレイ無料のゲーム(課金方式)ですので確実に実際のダウンロード数もミリオン間違いありません。Vitaのゲームでは絶対成し得ない数字です。残念ながらもう携帯ゲーム機というジャンル自体崩壊してしまっているのが現実です。Vitaだけでなく携帯ゲーム専用機の時代は終わっていると言っても過言ではありません。その意味ではNintendo Switchのコンセプトは相当優れものだったとも言えます。