Nintendo Switchのv5.02に対策不可能なバグ見つかる

GBATempで、Nintendo Switchのv5.02に新たにソフトウェアパッチでは対策不可能なバグが発見されたことを伝えていました。


バグが発見されたのはTSECと呼ばれるプロセッサのファームウェアです。

TSEC(Tegra Security Co-processor)ファームウェアはNVIDIAのマイクロプロセッサのファームウェアのことで、5.02のSwitchで新たにバグが見つかったようです。

ただし、実際には「ユーザーコントロール環境」とのことですので、いわゆるユーザーモードのバグでカーネルではありません。通常直接は「役に立たない」ようですが、間接的には使えるようになる可能性もゼロとは断言できないようです。

このバグが注目されるのは、Fusée Gelée同様パッチによる対策が不可能なものであることです。

このバグについてはSwitchBrew Wikiに詳細が書かれています。発見したのはhexkyz氏のようです。

基本的な説明は”Useless”(使い道なし)とhexkyz氏は表現していますので過大な期待は禁物ですが、このTSECファームウェアのバグをきっかけに他のことに派生する可能性は否定できません。Switchについては今はありとあらゆる可能性を探っておく時期なのだと思います。現時点では「システムの改変に利用(一般的にはこれを悪用と呼びます)できるもの」だと言えないのであえてバグと表記しましたが、いつか脆弱性と書く日がくるかもしれません。

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