GitHubで、TheFloW氏が3.60のVitaにカスタムファームウェア3.65 HENkaku Ensōをインストールすることができる3.65 HENkaku Ensō Updater v1.0をリリースしていました。(yuyuyuさん、すももさん情報ありがとね)
今月中にリリースすることが発表されていた3.65 HENkakuのインストーラーですが、名称が3.65 HENkaku Ensō Updaterとなり早くもリリースされました。
3.65 HENkaku Ensō Updaterは3.60向けのhenkakuを3.65に移植したものですが、3.65のVitaに3.65のHenkakuをインストールできるわけではなく、あくまでも3.60のVitaに3.65 Henkakuをインストールするためメリットとデメリットが共存します。
メリットとしてはPSストアにアクセスでき、機器認証とコンテンツのダウンロードが可能になること、要求ファームウェアが3.61〜3.65のゲームがプレイ可能になることが挙げられますが、デメリットとしてハック可能な最も新しいファームウェアである3.60からアップデートすることになるため(現時点の技術では)二度と元に戻せないこと、読み込み専用パーティション(os0やvs0)に変更を加えるようなことがあるとセミbrickさせてしまう可能性があり、公式ファームウェアの再インストールを迫られる可能性を否定できないこと、一部Homebrewアプリケーションが3.65だと動作しないことが挙げられます。もし仮にVitaを2台持ちしていれば話題にもならないメリットしかないので、3.65 HENkaku Ensō Updaterは全体的にはメリットの方が薄いように感じます。
インストール方法は以下です。
2. CMAでVitaShellのバックアップを取る。この作業は非常に重要で、VitaShellが万が一亡くなった時の唯一の復旧手段になる。
3. GitHubからupdater.vpkとPSP2UPDAT.PUPをダウンロードする。
4. Vitaが3.60未満の場合には3.60にアップデートしてからブラウザでhttps://henkaku.xyz/にアクセスしてHenkakuをインストールし、5. をスキップして6. を実行する。
5. すでに3.60 HENkaku (Enso)を使っている場合は、3.65 HENkaku Ensō Updaterによるアップデートプロセスに悪影響を及ぼす可能性があるスプラグインとensoパッチを全てアンインストールする。アンインストールする前にHENkaku Settingsでメモリーカードのリンクを解除しておいた方が良い。そうすることでux0:id.datのでのバージョン偽装の制約を受けずに済む。
6. VitaShellを使ってupdater.vpkをインストールし、PSP2UPDAT.PUPファイルをux0:app/UPDATE365/PSP2UPDAT.PUPに配置する。
7. Vitaを再起動したらHENkakuを起動し、3.65 HENkaku Ensō Updaterを直接実行する。実行前にカーネルモジュールを動かすようなVitaShellやAdrenalineといった他のアプリケーションを起動しないように注意する。バッテリー容量は50%以上にしておくこと。
8. 画面の説明に従いアップデートプロセスを実行する。
9. ファームウェアの書き込みが終わると3.65 HENkaku Ensō Updaterが終了する。カスタムモジュールがvs0:taiに書き込まれ、ブートローダーハックがeMMCにインジェクトされて3.65 HENkaku Ensōとなる。
TheFloW氏は3.65 HENkaku Ensō Updaterのベータテストを実施しましたが、問題は皆無だったそうなのでインストールによるリスクはなさそうです。
Adrenaline、DownloadEnabler、NoNpDrm、SD2VITAは3.65に対応したため3.65 HENkaku Ensōで利用できます。それ以外のものも今後は順次3.65に対応していくことと思われます。
本格的な3.67 exploitは年末ないしは年明けに公開されることになっています。それまではこの3.65 HENkakuがつなぎの役割をします。
[追記]
TheFloW氏がreadmeに追記したので、それにあ合わせて当初の投稿記事の内容を一部加筆しています。
よっぽどイカ好きなんですね(違
ただ個人的には○より通常版で簡単にオンオフ出来る方が好きなんですが