Maxconsoleで、Team ReswitchedがNintendo SwitchのTegra 210 BootROMのダンプに成功したことを伝えていました。
BootROMはOSを読み込んでしてブート(起動)するためのプログラム(ブートコード)が格納されているROMのことで、SwitchのBootROMはSwitch OSの起動を司る役割を担っています。
SciresM氏のツイートによると、PegaSwitch v3.0をリリースするなどSwitchシーンを牽引しているTeam Reswitchedのhedgeberg氏とhaxandeor氏がSwitchのTegra 210 BootROMのダンプに成功したとのことです。
Awesome work by the #reswitched h/w team today dumping the Tegra 210 bootrom. @haxandeor @hedgeberg @daeken
— Michael (@SciresM) October 15, 2017
reswitchedのハードウェアチームがTegra 210のBootROMのダンプに成功した。凄いですね。
Switchで採用されているSoCのNvidia Tegra T210には64bitコアのCortex A57 4コア /Cortex A53 4コアのプロセッサコアが、GPUにはGM20B Maxellコアが搭載されています。そのTegra T210のBootROMのダンプですからSwitchシーンにとっては大きな第一歩であることは間違いありません。
一方で、これは同時にSwitch解析のほんの第一歩に過ぎませんので本格的にSwitchシーンが動くのはもう少し先だと思われます。しかし発売から半年強しか経過していないゲーム機としては異例のスピード展開と言えそうです。