/talkフォーラムで、Rinnegatamante氏がPS Vitaの画面をWi-Fi経由でWindows PCにストリーミング伝送することができるユーティリティ&プラグインVITA2PC v.0.1をリリースしていました。
PS4のプレイ画面をVitaに伝送したり(いわゆるリモートプレイ)、PCの画面をVitaに転送するものは今までもありましたが、Vitaの画面をPCに送るというVitaリモートプレイに相当するものは初めてではないでしょうか。
VITA2PCはVitaで動作するプラグインVITA2PC.suprxと、Windows向けのアプリケーションVITA2PC.exeで構成されています。VitaのゲームをPCの画面でプレイすることが可能で、Vitaゲームはカードリッジ、VitaminやmaiDumpのバックアップデータにも対応します。
Vitaのストリーミングには同期/非同期方式の2種類があり、非同期方式はフレーム落ちするがVitaには負担をかけない方式で、同期方式はフレーム落ちしないものの一部ゲームではVitaの負担が重く処理がスムーズにいかないことがあります。また、フレームスキップ機能は同期方式にしかありません。
オーディオストリーミングはまだ実験的に実装したにすぎず、ノイズが繰り返し出されたりゲーム自体がフリーズしたりPC側で音が出なかったりなどまだ問題が発生します。これら不具合は次回のアップデートでの修正が計画されています。
[使い方]
1) VITA2PC.suprxをux0:taiに配置する
2) config.txtへ、ストリーミングしたいゲームのタイトルIDの下に
ux0:tai/VITA2PC.suprx
と記述する。*ALLの下に書いた場合は起動時にLボタンを押しながらVitaを起動し、molecularShellでconfigをリロードすればHENkaku ensoがフリーズするのを回避できる。
3) ゲーム中に L + SELECTを押すとconfigメニューが表示される
4) 設定をしたらVitaでストリーミングを開始(Start Screen Streaming)する
5) PCでクライアント(VITA2PC.exe)を実行し、VitaのIPアドレスを入力する
ストリーミング可能なVitaタイトルリストがhttp://rinnegatamante.it/stream_compatibility.phpで公開されています。動作報告はhttps://github.com/Rinnegatamante/VITA2PC/issues/9にコメント形式で報告することができます。
ソースコードはGitHubで公開されています。
最適化が進めばかなり嬉しい