ツイッターで、NedWilliamson氏がニンテンドー3DSの11.2で有効なカーネルexploit fasthax alphaをリリースしていました。(Cyanogenmodさん情報ありがとね)
fasthaxは先日の33c3で発表されたexploitです。
fasthax alpha is up on github. devs only, needs a lot of fixes/testing/refactoring. installs a backdoor very poorly on USA N3DS 11.2 atm.
— Ned Williamson (@NedWilliamson) December 30, 2016
fasthaxアルファをGitHubにアップしました。開発者専用です。修正やテスト、リファクタリング必須です。現時点ではUS版new3DSの11.2にだけバックドアをインストールします。
fasthaxはGitHubで公開されています。
今回のfasthaxはNedWilliamson氏の言葉通りアルファ版でexploitとして動作することはするがまだ実証段階のものです。北米版new3DSの11.2専用です。ソースコードだけですのでエンドユーザー向けのツールとしての公開ではありません。fasthax単独ではARM9アクセスが必要なダウングレードなどはできませんが、ARM11のSVC(スーパーバイザーコール: プログラムがOSのカーネル部分に処理を依頼するための命令)にはアクセスできるようになります。
理論上はこのカーネルexploitは11.2以前のバージョン、少なくとも11.0には存在していますので移植することは可能です。現状はオフセット値が北米版のnew3DS向けとなっていますので日本版new3DSや旧3DSでは動作しません。ただしこれらは今後のテストや解析でnew3DSについては少なくとも全リージョンには対応するでしょう。
エンドユーザー向けfasthaxは、おそらく何らかのツールがリリースされるまでまたなけれななりません。
Sighaxが公開されたようです
https://github.com/Myriachan/sighax
ただ開発者@derrekr6からのアナウンスはないため開発中のものかフェイクか不正に流出したものかもしれません。