GitHubで、 tomtomdu80氏がVitaのリードオンリーパーティションに読み書き可能な状態でアクセスすることができるVitaRWをリリースしていました。
とんでもないものが出てきました。
VitaRWを使うとVitaのリードオンリー(読み込み専用)パーティションにアクセスして読み込みのみならず書き込みまでできてしまうようです。
3.30のファイルリストの記事から引っ張ってきましたが、リードオンリーパーティションとしてtomtomdu80氏はvs0やos0、sa0をあげています。それぞれのパーティションの役割は以下です。
os0:
カーネルライブラリやユーザーライブラリなどを含むメインのOSファイルの格納場所。冗長されているため基本的には2つ同じものが存在する。アップデートは非アクティブなパーティションについて行われ、アクティブフラッグが入れ替わるという仕組み。
sa0:
フォントなど容量が大きいデータなどの格納場所。アップデートファイルを小さくするために敢えてパーティションを分けている可能性がある。
vs0:
システムアプリやメインシェルなどのOSのデータの格納場所
要するにOSファイルへアクセスして触れてしまうことになります。ちなみに現時点でsa0は「正しくアンマウントされないので気になるなら自分で修正してほしい」そうです。
そのコメントからも分かる通り、GitHubで公開したものの公開はソースコードのみで、もし試す場合は自分でビルドする必要があります。開発者をターゲットに公開しただけですね。一般ユーザーはターゲットにしていません。tomtomdu80氏も「リスク大歓迎の開発者の方のみお使いください」とコメントしています。
本来触れないようにしてあるファイルへアクセスできるわけですから知識なく触るとVitaをbrickさせてしまう恐れがあります。ご注意ください。
もともとはSMOKE氏がvs0にあるファイルをリスク覚悟でモディファイしたことがVitaRWにつながったそうです。そのモディファイでは大きな問題は起こらないのでVitaRWを起動させるだけなら問題はないかもしれません。
一般ユーザーは同定していません。
同定→想定?