ツイッターで、任天堂が新型ゲーム機として欧州市場でNintendo Classic Miniを、北米市場でmini NES Classic Editionを11月11日に発売すると発表していました。(Lighgerさん情報ありがとね)
Nintendo Classic Mini: Nintendo Entertainment System arrives on 11/11 w/ 30 games included! https://t.co/BgKoDL4Bth pic.twitter.com/5jCQz3HakM
— Nintendo of Europe (@NintendoEurope) July 14, 2016
The NES is coming back to stores! Pick up the new mini NES Classic Edition on 11/11 w/ 30 included games! pic.twitter.com/wFDw7lHWb7
— Nintendo of America (@NintendoAmerica) July 14, 2016
確かに新型ゲーム機なのは間違いありませんが、要するに海外向けファミコン(NES: Nintendo Entertainment System)を小型化したような形状のデザインの中にファミコン向けゲームを30種類内蔵した、分かりやすく言うと「中国で売ってるような海賊版ファミコンゲームを内蔵した手のひらサイズのファミコン互換機だけど、カードリッジが交換式になってないインチキ製品」のオフィシャル版です。
上記ツイッターでの正式発表でもわかる通り、ファミコンを同じNESとして販売していた欧州や北米でそれぞれ『Nintendo Classic Mini』『mini NES Classic Edition』と名称を変えているところが興味深いです。日本での販売については言及されていませんが、このままの形状で発売されるのか、あえてファミコン形状にして発売するのかは不明です。
日本だと「ファミコンミニ」となりそうですが、過去に任天堂はGBA向けにファミコンソフト復刻版を「ファミコンミニ」として販売していましたので「ファミコンミニ」だけはないでしょう。
ファミコンといえど各種インターフェースは現代風にアレンジされています。ニンテンドーUKの公式サイトによれば、モニターとの接続がHDMIとなり、電源供給はUSBケーブル。しかもこれらはないと困るのに同梱ではなく別売り。
コントローラーは1つ付属で、接続端子はなんとWiiリモコンにつながるよう外部拡張コネクタと同じになっていますので、Wii U/Wiiのコントローラーとしてバーチャルコンソールのファミコンプレイに使えます。コントローラー自体別売りもされていますので2台目のコントローラーを買えば2Pのプレイも楽しめますが、Wii Uリモコンにつなぐクラシックコントローラなどがあればそれを使うこともできます。
内蔵の30種類のファミコンタイトルは「スーパーマリオブラザーズ」シリーズや「ゼルダの伝説」シリーズの定番モノや「バルーンファイト」「ドンキーコング」「エキサイトバイク」「ファイナルファンタジー」「グラディウス」「パックマン」などの名作30種類です。日本版があるとすれば「ドラゴンクエスト」は外せないでしょうね。
価格については公式サイトのどこにも表記がありません。調べたところTheSixthAxisは「価格は未発表」と報じる一方でPocket-lintは北米版の価格として本体59.99ドル(約6000円)、コントローラー9.99ドル(約1000円)と報じています。