リリースされたばかりのRemote Play PCはWindoes PCでPS4のリモートプレイを可能にする非公式アプリケーションです。非公式が故に今後PS4のファームウェアアップデートで対策されてしまい利用できなくなる恐れがあると思っていました。つまり、ソニーに対策される可能性が高いと予想していたわけです。
ところが、twisted89氏が正式にRemote Play PCをリリース後24時間を経ず予想外の方法でソニーが対策を発表しました。
その対策内容は「純正用意します。」
twisted89氏はRemote Play PCリリース予定を以前から告知していましたのでこの対策発表は用意周到に準備されていた印象を受けます。(にむさん、とりさん、774nさん情報ありがとね)
対策はSCEワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平氏のツイートで突然発表されました。
Some people asked if we plan to provide Remote Play function to PC, and yes, we are indeed working on an official application for PC/Mac. :D
— Shuhei Yoshida (@yosp) November 27, 2015
何人かにPC向けのリモートプレイの計画はないのかと聞かれましたが、はい。実はPC/Mac向けの公式アプリケーションを準備中です。
ソニーにPC向けリモートプレイ純正アプリケーションを開発されたらインディー開発者は終了です。おそらく無償で配布なのではないでしょうか。しかもMacにまで対応されるとtwisted89氏のRemote Play PCでは手も足も出ません。まさかこんな方法でRemote Play PCを潰しにかかるとは予想外です。
タイミングとして意地悪くtwisted89氏のリリースを待ってから吉田修平氏がツイッターで発表したように見えるのは私だけでしょうか。有償での販売を開始した直後間髪容れず純正アプリケーションの存在を公表するなんていうのはtwisted89氏にとって一番耐え難い仕打ちに違いありません。
しかも、吉田氏はリリース時期などの情報を一切語っていません。開発しているよという事実をチラ見せするだけで非公式アプリケーションには十分な大打撃なのです。後になって「結局純正版リリースは見送りました」という可能性なきにしもあらずです。
個人的にはMac OSXに対応してくれるなら純正リモートプレイ大歓迎です。
問題は純正Windows版ですが、Androidは認定端末でしかリモートプレイできないためやっぱりそこに非認定端末でリモートプレイを可能にする非公式アプリというものが存在していますが、PC版の場合はどうなるのでしょう。Windows機なら全て可能なのか、ライセンス契約したメーカー製だけに対応させるのか…そのあたりの詳細が全く見えていないので、非公式アプリは純正アプリに劣るとは言いません。twisted89氏のRemote Play PCの方が機能は上かもしれませんよ。