PSX-Placeで、PSIOチームが初代PlayStation本体に取り付けるカートリッジ型デバイスからSDカードに保存したバックアップゲームの起動を可能にするPSIOの予約を受け付けると発表したことを伝えていました。
PSIOは2年半ほど前に紹介した、好き者が集まって作ったプロジェクトから開発された製品です。詳細は過去記事をご覧ください。
初代PlayStationのバックアップ起動を本物の本体で実現する、パラレルポートに接続するカートリッジタイプのハードウェアです。CD-ROMの代わりにバックアップゲームのデータをSDカードから起動しますので、いわゆるFlashcartと同じようなものですが、実際にはCD-ROMのエミュレータですので光学ドライブエミュレータと呼んだ方がいいかもしれません。
ただし、ポン付けではありません。Switch Board Kitと呼ばれるポードをマザーボードに取り付けるためハンダ付けレベルのハードウェア改造は必要です。インストールサービスも有償で用意されていますので自信のない方は利用するのも手です。が、本体丸ごと送るのではなくバラしてマザーボード送ってこいとなっているので、だったら自分でやった方がいいですね。
現時点で予約受付は日本時間の11月26日23時までの期間限定、さらに限定数50のみとなっていますが、いざ予約しようとすると”Sold Out!”となっており、次回入荷は2016年第一四半期と表示されます。そもそも予約を受け付けている50個は「新たに追加」となっているので本来の予定数は既にオーバーするほど人気のようです。まだ生産体制が整っていないための暫定生産ですね。価格は150オーストラリアドル。日本円で13,000円強です。
写真を見るとUSBポートがあるのが分かります。しかしHDDなどを繋いでも利用できません。使い道がよく分かりませんが「ストリームイメージデータ専用」だそうです。
また、PSone(小型の初代PS)とSCPH-900Xシリーズはパラレルポートがないため直接接続できません。それらには41本をマザーボードに配線するスペシャルバージョンなるものを用意しているみたいですが、そんな事するくらいなら中古の対応PS買った方がいい気がします。というか、そこまでして初代PSに情熱をかける人はそんなに多くないのでは?
公式サイトはhttp://ps-io.comです。
ま、まぁ…最終的には「好き者が集まって作った」という部分に帰結するんでしょうね
これだけの技術力があれば何か他の事にも充分活かせるでしょうし