ツイッターで、naehrwert氏がIOSU haxという新たなWii Uハックについての存在を示唆していました。
If your Wii U is still on firmware version < 5.2.0 and you want 'easy' IOSU hax in the future: don't update.
— naehrwert (@naehrwert) October 18, 2015
もしWii Uのファームウェアバージョンが5.2.0より古くて、しかも ‘簡単に’ IOSU haxをご希望なら、絶対アップデートしないでください。
原文の
< 5.2.0
が5.2.0を含むのか含まないのかが微妙なところです。数学的には「含まない」のですが、ファームウェアバージョンの場合5.2.0より前にリリースされたのは順に
5.1.2
5,1,1
5.1.0
5.0.0
となるわけで、不等号だからと言ってその数字が含まれないとは言い切れません。おそらく5.2.0までは動作するexploitがあるのでしょう。
肝心のIOSU haxの内容が不明なのですが…公開されるのを待ちましょう。
なお、WiiUBrewによるとIOSUは
「Wii UモードのARMで実行されているOS」
のことですので、ネーミングからWii UのOS自体のカーネルexploitと考えるのが妥当です。
WiiとWii UにはI/O用のCPUとしてARM9を積んでいて、IOSはそのシステム(Input/Output System?)です。
Wii Uの本CPU (PowerPC)上で動くOSは既に完全にコントロールされています。それに対してIOSは別個のシステムを持っているのでまだコントロールされていません。これにより、セキュリティの重要な部分は妥協しない設計になっています。実際はloadiineとかあってアレですが。
じゃあバックアップ起動以外に何ができるようになるかというと、ダウングレードや、SNEEKのようなNANDやその他のハードウェアのエミュレーションです。Wiiの場合はWADの署名チェックを破壊できるのですが、Wii Uは分かりません。多分いけるんじゃないかな?