GBATempで、Crediar氏がニンテンドーWii Uで一部タイトルのインストールや最新ファームウェアへのバージョン偽装ができるユーティリティWUP Installerをリリースしたことを伝えていました。
なんだか便利そうなものが登場しておりますが、本来はWii UをBrickさせない仕組みが準備されていたものが含まれていない、テスターからリークされたらしきものが出回ったのが最初のようですので利用するには若干注意が必要です。GBATempで記事を投稿しているのはテスターだと思われるSonyUSA氏です。
WUP Installerでできることは
・プライベート署名が不要なタイトル(ゲームのアップデータやチャンネルのアップデータ)のインストール
・最新ファームウェアである5.5.0へのバージョン偽装
で、上記により最新ファームウェアでなくてもオンラインプレイが可能になったり、アップデート要求が出なくなったりといったメリットが生まれます。
必要なものは
・FAT32にフォーマットしたSDカード
・ニンテンドーサーバーからタイトルをダウンロードしてcertファイルを生成してくれるWindows向けアプリケーションNUS Grabber/NUS Grabber GUI(元記事に入手先が書いてあります)
です。
時間がないのでかいつまんで使い方を書くと、SDカードをWii Uに入れ
・タイトルインストールの場合はタイトルフォルダの中身をSDの¥installフォルダにコピー
・バージョン偽装の場合はインストールサイトにで入手できる自分のリージョン向けのregion pack中身をSDの¥installフォルダにコピー
します。その後Wii UブラウザでアクセスしてインストールサイトにアクセスしてWUP InstallerのアイコンをクリックするとWebkit exploitが発動してWUP Installerを実行できるという具合です。私も試したわけではないので(というか、既に最新ファームウェアのWii Uしか持ってない)、もし試してみようと言う場合にはきちんと原文のチュートリアルを読んでからBrickさせてしまう覚悟をした上でどうぞ。Wii UのNANDを触りますのでかなり危険な作業だと思います。
なお、SonyUSA氏によると動作が確認できているのはWIi Uのv5.3.2のみで、一部システムライブラリが存在しないため4.x以下では動作しないことが分かっている(未検証だが5.xなら動く可能性はある)ようです。ご注意ください。