wololo.netで、Yifan Lu氏がPS Vitaで非署名コードを実行することができるRejuvenate 0.3.3をリリースしたことを伝えていました。
本当はこのニュースは1週間くらい前に書くべきでした。GameGaz Dailyへの掲載ではなくちゃんと記事を書こうと思いつつもそんな時間がなく時は流れ、1週間遅れのニュースになりますが今でも最新版はRejuvenate 0.3.3なので知らなかった方には朗報だったりします。
Rejuvenate 0.3.3ではCPU、GPUのバスクロックの変更が可能になり、Vitaの3.30以降でPSM Unity 1.06をインストールしたVitaであればCPUは333MHzで動作させることが可能になります。
今まではどうだったのかというと、
Vita CPU clock speed is 333MHz by default and ranges 41-444MHz by PMC. GPU 111MHz and ranges 41-222MHz. Thanks to xyz for the tests.
— Yifan (@yifanlu) August 17, 2015
VitaのCPUクロックは標準で333MHzで範囲は41MHzから444MHzまで。GPUは標準で111MHzで、範囲は41MHzから222MHz。xyzさんテストサンクス。
333MHzだとPSP並みですね。実際には”アンロック”したとありますので何らかの制限を解除してクロック周波数を変更できるようにし、Homebrewの実行処理速度の高速化を図れるようにしたことになります。
Vitaのファームウェアの制限は、単純に必要なPSM Unity 1.06のサポートファームウェアが3.30から3.51だからという理由ですが、3.30以下のVitaの場合、将来的にはPSM Unity 1.05(3.18から3.20)で444MHz動作ができるようにする計画もあるようです。
そしてもう一つ。Rejuvenate 0.3.3のリリースを受けてfrangarcj氏がRejuvenateと必ずセットで動作させなければならないWindows向けシステムであるVitaDefilerのAndroid版Rejuvenate-0.3.3 Androidをリリースしました。これにより通常であればVitaをUSBやWi-FiでWindows PCと接続して使わなければならないものがPCレスでできるようになります。
PCレスとは言ってもAndroid OSのデバイス(スマートフォンやタブレット)は必要ですが、少なくともモバイルデバイスさえあれば完結するので大きなメリットと言えます。VitaとAndroidデバイスはアクセスポイント経由でWi-Fi接続するか、Androidデバイス側でテザリングしてVitaを繋げてしまえば使えるようになります。
VitaDefiler for AndroidはGitHubで入手できます。
1種間遅れのニュースになりますが
となっております( ̄^ ̄)ゞ