Gateway 3DSチームが、ニンテンドー3DS向けFlashcartのGateway 3DSをアップデートするGateway 3.1.0 ULTRA Public BETAをリリースしていました。
Gateway 3.1.0 ULTRA Public BETAの最大のトピックは、今まで対応できていなかったNew 3DSのサポートです。残念ながら9.2までというところは変わりませんが、これで9.2までの全3DSモデルでGateway 3DSが使用できるようになりました。もちろんNew 3DSでもemuNANDをサポートです。
New 3DSの場合、内側カメラで顔を認識することで実現している「3Dブレ防止機能」と、2D-3DきりかえスライダーがGatewayモードでもクラシックモードでも不具合が発生することが分かっているそうです。あくまでもパブリックベータですので他にも不具合がある可能性があります。ユーザーからのフェードバックを得るのがパブリックベータ配布の目的ですので正式版では改良されるはずです。
ところが、New 3DSサポートは実はちょっと条件付きだったりします。以下のものが必要です。
・セーブデータドングルないしはGatewayメニューを起動できる3DS
・『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』のゲームカード
どうも『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』にはセーブデータexploitがあって、ゲームカードへexploitセーブデータをインポートして発動させてやる必要があるようなのです。
“セーブデータドングルないしはGatewayメニューを起動できる3DS”というのは、要するにセーブデータをゲームカードへ書き戻せる手段を用意しろということのようです。
- Gateway 3.1.0 ULTRAのLauncher.datファイルを3DSの内蔵microSDにコピーする
- 3DSのリージョンと同じ『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』のGateway 3.1.0 ULTRAと共に配布されているGATEWAYセーブデータを純正ゲームカードへレストアする
- New 3DSで『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』を起動し、GATEWAYセーブデータをロードする
- ゲームが始まるとリンクが木の下?に立っているので、そこでAボタンを押すとGatewayメニューが読み込まれるので、ゲームカードをGateway 3DSと入れ替えGatewayモードを起動する
このように、New 3DSサポートには『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』のゲームカードが必要です。ただ、理論的には『Cubic Ninja』でもGatewayメニューの起動は可能らしく、それも目下開発中のもようです。『Cubic Ninja』を持っているGatewayユーザーはわざわざゼルダを購入する必要はないかもしれません。ゼルダにexploitがある事は知られていませんので、別の活用方法が生まれてくる可能性はありますが…
ゼルダにninjhaxを移植するのも可能でしょう。
ただし、ゼルダはバージョンが複数あるので、移植の手間は計り知れないものがあります。
それに、ninjhaxの移植性の低さも目立ちます。様々なExploitが必要な3DSにおいて、HBLのような移植性の高いものが作られることは果たして今後あるのでしょうか…