GitHubで、smea氏がニンテンドー3DS (v9.0 – v9.4)向けのリージョンフリーローダーregionthreeをリリースしていました。
smea氏先週、「簡単にリージョンフリー化する方法」を思いついたそうです。その様子をツイートしていたので何気に眺めていましたが、こうも早々とそれをリリースしてくるとは思ってもいませんでした。
内容的には9.4で対策されなかったexploitを利用し(つまりninjhaxベース)リージョン制限解除を実現したものです。当初は時間がないので自分で開発するつもりはなかったようですが、思いついたある方法で実際にリージョン制限の解除が実現でき、欧州版の3DSで日本のスマッシュブラザーズが英語版として起動させることに成功したそうです。そしてこの週末に纏まった時間が取れたらしく、開発は一気に進みました。
そしてリリースされたのは「regionthree」現時点での対応ファームウェアは9.0 4.0-9.4で、リージョン制限解除だけでなくゲームカードの強制ファームウェアアップデートもバイパスする機能も備えています。要するにカード挿入時のチェックを全回避した、ということでしょうか。
[UPDATE] 4.0以降に対応したので修正しました。
regionthreeはGateway 3DSのWebkit exploitでそのエントリーポイントを利用し、GPU DMA exploitでダウンロードプレイアプリケーションを乗っ取り、そのダウンロードプレイアプリケーションからサービスへアクセスして別リージョンのゲームを起動させるものです。対象は他リージョンのゲームカードリッジのみ。ダウンロード版は動きません。Webkit exploitを使うためインターネットアクセスは必要ですが、Flashcart類もゲームカードも一切不要です。ただしNew 3DSでは現時点では動作しないようです。
[使い方]
1) レポジトリからLauncher.datをダウンロードする: https://github.com/smealum/regionthree/raw/master/Launcher.dat
2) ダウンロードしたLauncher.datを3DSで使うSDカードのルートにコピーする。
3) 3DSで起動させたいゲームカードを3DSに挿入し、電源を入れる。
4) ダウンロードプレイアプリケーションを起動する。
5) ホームメニューボタンを押す。ただしダウンロードプレイアプリケーションは終了させない(バックグランドで起動させ続ける)こと。
6) ウェブブラウザを起動する。
7) Gateway 3DSのexploitページ(http://go.gateway-3ds.com)にアクセスする。
8) 数秒待つと画面が暗転し、しばらくしてゲームが起動する。
北米版3DSで動作確認できました。
ただし、スリープ状態にするとフリーズが多発します。
今後任天堂がリージョンフリーを行うようなので、それまでの繋ぎとしては十分です。