PowerUpGamingで、PS4の新型モデル(PS4 Slim?)が登場する可能性に言及していました。
PlayStationシリーズは数年ごとに小型薄型化されてマイナーチェンジを繰り返してきた歴史を持ちます。PS4も当然次は薄型化された”PS4 Slim”になって登場する可能性があることは皆さんも想像していることでしょう。
今回明らかになったのは、そのPS4 Slimが具体的に発売されるという直接的な情報ではなく搭載されるメモリーと予想されるSamsungの新しいDRAMが量産開始発表時にSamsungのEVP(Executive Vice President:上級副社長)のJoo Sun Choiが次のように語ったことがヒントになっています。
「8Gb GDDR5 DRAMはノートPCだけでなくゲーム機に最適なグラフィックメモリーとしてOEMで供給します。」
更にSamsungのプレスリリースには「ゲーム機のオンボードグラフィックメモリー」で使われるとの記述があります。
Samsungの言うゲーム機が具体的にPS4を指している訳ではありませんが、PS4にはSamsungの512MB GDDR5チップが16個(合計8GB)搭載されていることから、マイナーチェンジで今回量産が開始された8Gb(1GB) GDDR5 DRAMを8個置き換えて搭載する可能性があります。実際Samsungは「新しい8Gbチップを8個使うだけで最新ゲーム機の必要な8GBの容量を達成できる」と直接言及しています。
最新ゲーム機にはXbox OneやWii Uがありますが、前者は同じ8GBながらDDR3メモリ、Wii UもDDR3であることから(しかもアーキテクチャが全く異なる)、マイナーチェンジで置き換えて搭載できるのはPS4、となるのは明白です。
現段階では8Gb GDDR5 DRAMの量産が開始されたことでPS4へ組み込んでの生産が可能になったというあくまでも単なる可能性に過ぎません。しかしメモリーの数が物理的に半分になりますからPS4を小さく薄く設計するには適した環境が整ったことは間違いありません。PS4はまだ発売から1年強しか経過していませんので(特に日本では1年経過していない)年内に発売されるとは考え難いですが、Slimモデルが発売されたら購入しようと思っているユーザーには朗報と言えます。