の記事に実際リリースされたことも追記しておりましたが、ninjhaxは3DSシーンの大きな転機ですのできちんとリリースされたこと自体を記事に書かなきゃなぁと思いつつも忙しくて手が回りませんでした。
実はninjhaxの公式サイトを翻訳しようと準備だけはしていましたが、元記事を翻訳しただけでは意味が分からない部分があったため、自分で試してからninjhaxの記事にしよう企んでいたところに、ネットで注文した『Cubic Ninja』がちっとも届かないという不測の事態が重なり記事公開が今日に至りました。『Cubic Ninja』が届いたのは22日の土曜日でした。
そこで意気揚々とninjhax試しましたがQRコードからの取り込みがなかなか上手く行きません。この記事のチュートリアルはninjhax公式サイトの翻訳ベースですが、自分で苦労した部分をチュートリアルに書き加えてあります。
ninjhaxとは
ninjhaxはニンテンドー3DSで非署名コードを実行できるようにするソフトウェアです。ゲームやエミュレータ、各種ツールといったHomebrewアプリケーションが実行できるようになります。
ninjhaxに必要なもの
3DSで非署名コードを実行するninjhaxには以下の3つのものが必要です。
1) ニンテンドー3DS/3DS LL本体(本体のファームウェアバージョンは4.0.0-7から9.2.0-20)
※new 3DSの場合は9.0以上
2) 3DSに対応したSDカード
3) 『Cubic Ninja』のゲームカードまたはダウンロード版
ninjhaxの起動方法
1.
2. ninjhaxの公式サイトの”Get NINJHAX”へアクセスし、3DSのファームウェアバージョンを選択する。旧3DSの場合は”OLD”、新型3DSの場合は”NEW”を選んでから、自分の3DSのファームウェアバージョンにセットする。
3. “Submit”をクリックするとninjhaxのQRコードが表示される。
4. 3DSのWi-Fi設定ができていることとインターネットに接続していることを確認する。
5. 3DSで『Cubic Ninja』を起動し、MENUで”EDIT” -> “QR Codeの読取”を選ぶ
6. QRコードをスキャンする。何度かやり直す必要がある場合がある。できるだけ画面全体にQRコードが映し出されるようにすること。QRコードをスキャンしたら「エラーが発生したためソフトを強制的に終了しました。再起動します。」と表示されてしまった場合、OK(Aボタン)を押して再度『Cubic Ninja』の起動からやり直す。何度やってもエラーになる場合はSDカード(new 3DSの場合はmicroSDカード)に3DSフォルダとboot.3dsxが存在するかを確認し、インターネットに接続している環境であること(HOME画面で左上のアンテナピクト表示を確認)を再度確認してから『Cubic Ninja』を起動する。また2.で選択したQRコード表示の際、選択した3DSのバージョンが違っていると必ず強制終了するので念のため確認すること。
7. スキャンできた場合は画面表示に従ってゲームカードのセーブデータにexploitをインストールする。画面には以下のように表示される。
install the exploit to your savegame?
this will overwrite your custom levels
and make some of the game inoperable.
the exploit can later be uninstalled.
A : Yes
B : No
セーブデータにexploitをインストールしますか?
インストールを行うとセーブデータが上書きされゲームが正常にプレイできなくなる場合があります。
exploitはアンインストールすることも可能です。
A : はい。インストールします。
B : いいえ。インストールしません。
インストールを行うとHomebrew Launcherがセーブデータにインストールされる。
Homebrew Launcherから3DSのHOMEメニューに戻る場合、STARTボタンを押すと再起動してHOMEメニューに戻るかどうかを聞かれるので、戻る場合は”A:Proceed”を、戻らない場合は”B:Cancel”を選べばよい。
8. 一旦ninjhaxがゲームカードにセーブデータとしてインストールされれば、MENUで”EDIT” -> “QR Code”を選ぶだけで自動的にHomebrew Launcherが起動する。
9. 3DSでHomebrewが起動するには、HomebrewをninjhaxインストールでSDカードに作成された”3ds/”ディレクトリに保存すればよい。homebrew スターターキットには『yeti3DS』『3dscraft』『cubedemo』『ftpony』のHomebrewが含まれている。Homebrewの拡張子は.3dsxになっている。
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ninjhaxを開発したのはsmea氏一人ではなく、複数の任天堂系を得意とするハッカーがチームを作って取り組んでいました。Wiiシーンでは著名なyellows8氏やplutoo氏ら大勢が開発に携わっていたようです。チームではオープンソースの3DS開発キットも開発し、Homebrew開発環境も提供しています。
誤って3DSをアップデートしてしまった場合、基本的には9.2.0からアップデートしてしまった場合はおそらくninjhaxが対策されてしまうので意味がない方法ですが、ゲームカード等で意図せずninjhaxでインストールしたバージョンでないファームウェアになってしまった場合、『Cubic Ninja』のセーブデータをクリア(『Cubic Ninja』のMENU画面でL+R+X+Yを長押しすると「データを初期化してもよろしいですか?」と聞いてくるので「はい」を選べば良い)して再度新規にインストールし直してください。QRコードも対応したファームウェアのバージョンのものに変える必要があります。
なお、ninjhaxはユーザーモードexploitのためバックアップ起動はできません。ただ、ninjhaxがきっかけで開発が進む可能性もありますのでバックアップ起動は永劫回帰無理、と断言する材料もありません。
Homebrew Launcherリリース後、3DSのHomebrewが続々とリリースされています。3DSの特徴である3D表示を活かしたHomebrewがたくさん出てくるといいですね。
>ninjhaxはユーザーモードexploitのためバックアップ起動はできません。
http://wololo.net/talk/viewtopic.php?f=82&t=40678