Sky3DSチームが、ニンテンドー3DSの最新ファームウェアで動作するという新FlashcartであるSky3DSがnewニンテンドー3DSでも動作する上、リリースされたばかりのv9.2.0-20U/E/Jでも動作を確認したと発表していました。
v9.0.0-20で動く新Flashcart Sky3DSの記事に多くのコメントをいただきました。それだけ注目のニュースだった証だと言えます。
Sky3DSのウェブサイトはhttp://www.sky3ds.com/index.html
だけで構成されており、そこを追記する形で新しい情報が更新されています。
3DSのv9.2.0-20xがリリースされた後にこんな一文が追加されました。
* We’ve tested and confirmed that, SKY3DS can support the newest update – V9.2.0-20U/E/J. (10/30/2014)
テストの結果、Sky3DSは最新ファームウェアアップデートのV9.2.0-20U/E/Jに対応していることが確認できました(10/30/2014)
まだ発売前なので任天堂にも対策する材料がありません。当然といえば当然です。
また、新たに動画が公開されました。
http://www.youtube.com/watch?v=YchcDjnG914
日本でしか販売されていないnew3DSで、これまた日本向けにしかリリースされていない9.1.0-20JのファームウェアでSky3DSが動いているのが分かります。
さて、しばらくSky3DSについて記事を書かない間に(コメントでもいただいておりましたが)機能紹介や公式FAQなどが公開されましたので今更ですが紹介しておきます。
なお、Sky3DSとまるで同じような機能の、The King Of Your 3DSと自画自賛するK3DS(http://www.k3ds.com/)はSky3DSチーム曰くニセモノでまったく無関係、だそうです。
下記は基本的には翻訳ですが、v9.2.0-20に対応したとの発表を受け、該当部分だけ勝手に書き換えてあります。ご了承ください。
[Sky3DSの機能]
・プラグアンドプレイ対応 使い方簡単 マルチROMサポート
・最新のV9.2.0-20含む、全3DSのシステムバージョンに対応
・new3DS/new3DS LL、3DS/3DS XL、2DSのUS/EU/JPに対応
・純正ゲームカード同様スムーズにバックアップゲームが動作(セーブやロード、オンラインプレイにも対応)
・microSD(2GB/ 4GB/ 8GB/16GB/ 32GB)とmicroSDHC(64GB)に対応
・1枚のSKY3DSカードにつき最大10までの3DSバックアップゲームのプレイが可能(どのゲームでも起動できるが数は全部で10まで)
・リージョンロックあり
[FAQ]
Q: ファームウェアが9.1.0-20Jのnew3DSを持っているんですが、Sky3DSは動くのでしょうか?
A: 動きます。Sky3DSカードは最新の3DSファームウェアのV9.2.0-20Jもサポートしています。
Q: Sky3DSは3DSの全部ゲームのバックアップが起動するのですか?new3DS本体でも動きますか?
A: はい。いままでに発売されたすべての3DSゲームのバックアップ起動が可能です。new3DS本体にも対応しています。
Q: 3DSのゲームのオンラインプレイはできますか?
A: できます。純正と同等のことは可能です。データのセーブなども同じです。
Q: Sky3DSをはじめて使うときに何かしなければならないことがありますか?
A: 特にありません。Disktoolというツールを使いPC上でmicroSDにバックアップROMをドラッグアンドドロップするだけです。
※注意:原文は違法コピーをダウンロードするよう推奨するような文章です。Sky3DSチームはROMカードのバックアップツールを開発していません。ここに関してはGateway 3DSやMT-cardのようにゲームカードのダンプ機能を搭載するべきです。
Q: Sky3DSにはemuNAND機能はありますか?日本版の3DSで欧州版ゲームを起動できたりといったリージョンロック解除機能はありますか?
A: emuNAND自体不要です。3DSのファームウェアバージョンに関わらず利用できます。純正の3DSと同じようにSky3DSを入れるだけで使えます。純正状態と同じ動作だけで起動できるということは、残念ながら他リージョンのゲームも純正の状態と同様に起動できません。
Q: 「1枚のSKY3DSカードにつき最大10までの3DSバックアップゲームのプレイが可能」とはどういう意味ですか?
A: 最初にmicroSDカードへ10個までバックアップゲームを選んでコピーできます。それ以上のゲームをプレイするような場合には更にSky3DSカードが必要になります。
Q: 『とびだせ どうぶつの森』『ポケットモンスター X』『ポケットモンスター Y』のような特殊なセーブ方法を使うゲームでもセーブデータ保存できますか?チートやHomebrew起動はできますか?
A: 純正の3DSと同様にセーブやロードできます。申し訳ありませんがチートやHomebrewには現時点では非対応です。
Q: Sky3DSがいつ発売されるのかやどこで買えるのかを教えてください。
A: Sky3DSは1~2週間内に発売予定です。公式販売店から購入できます。
コメントでも多くいただいていましたが、10個までしかmicroSDにバックアップゲームが入置いておいたとしても、なぜ10という数字なのかやmicroSDの容量に関係なく10なのか、11以上の場合はmicroSDカードを追加するのではなくてSky3DSを追加購入する必要があると読める説明文は本当か、といった疑問が湧いてきます。
GBAtempフォーラムを流し読みしてたら以下の情報が出てきました。公式発表ではないので真偽のほどは不明です。
- Sky3DSにはバックアップゲームのカタログ化機能があり、Flashcartについている物理ボタンでカタログ化されたゲームを切り替えるが、そのカタログ化が10個までしかできない。実際にmicroSDカードに入れる数に制限があるわけではない。
カタログ化した10個をSky3DSが記憶しているので、microSDカードを入れ替えたところで記憶した10個は変わらない。したがって11個目のゲームを入れたければ別のSky3DSが必要になる。
仮にそうだったとすると、Sky3DSは最新ファームウェアで動くものの使いにくいFlashcartだと判断する人もいると思います。しかし、Gateway 3DSも最初は1つのバックアップゲームをイメージ化して1枚のmicroSDカードに入れる方式からスタートして現在はマルチROM(1枚のmicroSDカードの容量いっぱいまでバックアップゲームを入れて切り替えて起動する方式)に対応しましたから今後の開発の進行によって改善されるかもしれません。
分かりやすくまとめてあって助かります。
さて、このSKYに将来性はあるのかどうか…
バックアップゲームのダンプさえ対応する気になってくれたらなぁ