K3DS 〜1つでニンテンドー3DS/DS両対応 画期的(!?)な仕組みの新Flashcart

K3DSチームが、ニンテンドー3DS/DSに対応した新型Flashcart K3DSを発表していました。The King for your 3DS(キングオブ3DS)というキャッチコピーで商品名がそれを短くしたかのようなK3DSです。

ああ、またクローンね、お疲れさん、と思って公式サイトを読んだら、パクリ系には違いないと思われますがちょっと凄いかもしれないと多少思ったので記事にしてみました。

K3DS

「ここ何ヶ月も頑張っちゃったのよ」と自画自賛のK3DSチームが発表したK3DSには、Gateway 3DSやMT cardにはない大きな特徴があります。それは「着せ替え機能」!!!!!

2 shells

なんと、K3DSは1つのFlashcartで3DSでもDSでも使えるのです!

DSのカードは3DSでもDSでも入りますが、3DSのカードはDSには入りません。したがってGateway 3DSもMT cardもDS専用と3DS専用のカードが2枚付属されていますが、K3DSは基板1つに3DS用とDS用の交換用シェルが1個づつ付属しており、いわゆる「着せ替え」で両方に使えるというのです。メンドクセー。

考え方次第ですが、DS用カードリッジは最初1回しか使わないので(DS用のバックアップゲームやHomebrewをするなら別ですが、逆にその度に着替えるのはかなり面倒です)基板が1つというのはコストダウンに繋がるから大歓迎、とおもいきや某販売店では90ドル(9,000円)の価格提示をしています。公式サイトには最終価格は99ドル(約1万円)と書かれています。全然コストダウンに繋がっていません。

もっとも、他のFlashcartにはない特徴として64GBのFAT32までサポートしたmicroSDに対応(128GBにも対応予定らしい)する以外に4GBの内蔵ストレージメモリーを持っているのでその分コストに跳ね返っています。たった4GBが高いのでしょう。きっと。

その4GBストレージはにはDSメニューや3DSメニューをそこに保存したりなどシステム領域としても使用するため、4GBすべてをユーザーが使うことはできません。

また、基板が1つで3DS/DS対応なので、「ビルトインボタンでDSモードと3DSモードを切り替え!」できるそうです。しかも今後はDSiモードなるものも追加する構想があるようで、将来的には「3in1ソーリューション」になります。

そして、Gateway 3DSチームでも成し遂げていないこんな特徴があります。先日リリースされた3DS システムバージョン7.2.0-17JのemuNAND対策により仮想NANDで最新システムバージョンにしても動かない問題を解決し、7.2でemuNANDをアップデートできるようになっているそうです。最初にちょっと凄いかもしれないと書いたのはこのことです。

その他、ゲームカードやeShopダウンロードタイトルのダンプ機能や、ランダムにゲームIDを生成して使うため誰かが色んな意味で迷惑するかもしれないオンラインプレイ機能などもK3DSの特徴です。一方でチートには対応しないと明言していることがK3DSチームの良心かもしれません。

そうそう、大事なことを書き忘れていました。当然の如く3DS システムバージョン4.5.0までしかK3DSは起動しません。新たなカーネルexploitがあるわけではありません。そしてなんと、K3DSチームは中国ではなく欧州のチームだそうです。

K3DSの発売予定は7月末予定。単なるクローンではないFlashcartですのでちょっと興味が沸きますね。

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『K3DS 〜1つでニンテンドー3DS/DS両対応 画期的(!?)な仕組みの新Flashcart』へのコメント

  1. 名前:173210 投稿日:2014/06/22(日) 22:36:27 ID:48e23680a 返信

    これは解析したい…!
    できれば暗号が軽いといいなあ。Gatewayは複雑な暗号はないけどうんざりする。