ngbフォーラムで、Team ModMiiのprofi200氏がGateway 3DSのLancher.datは改変すると故意に3DSをbrickさせる罠が仕掛けられているとして注意を呼びかけていました。
Gateway 3DSチームが発表したGateway 3DSのLauncherファームウェアを安易に改変することへの注意喚起は実は注意を促すことが目的ではなく、Gateway 3DSチームとしての警告だったのです。
profi200氏によると、Gateway 3DSのLauncherファームウェア(Launcher.dat)改造版の使用で3DSがbrickする理由をyellows8(Team Twiizersのメンバー)と共に調査していたところ、恐ろしい事実を発見しました。
Launcher.datの中に埋め込まれていた、3DSをbrickさせるためのコード。
このコードによりNAND上のファームウェアがbrickさせられるだけではなく、eMMC NANDコントローラーも書き換えられNANDの容量をゼロにするようプログラムされていたとか。現時点ではこれを修正するのは困難なためGateway 3DSのLauncher.datを流用する時点で3DSのbrickは不可避です。
実際にbrickコードと言っても、Gateway 3DSの正規ユーザーかどうかを判定するといったきちんとしたものでも何でもなくLauncher.datのチェックサムが一致するかどうかだけの判定のため、仮にSDカードにコピーしたLauncher.datが何らかの理由でファイル破損していたとしても”brickコード”に引っかかり3DSがbrickすることになります。
正規のGateway 3DSユーザーまでも被害者にする可能性のあるコードを埋め込まれているのはGW 2.0b2(クローンカードもGateway 3DSのLancher.datを利用しているため、R4i Gold 3DS Deluxe Editionの場合にはv3.2 – v3.3bが該当する模様)です。
これに対して、任天堂系のコミュニティの著名なハッカーが注意を呼びかけ始めています。crediar氏はGBATempフォーラムでGatewayチームは故意にbrickさせようとしているとしてその行動を非難しています。また同時にGW 2.0b2をベースにしているNormmatt氏のリージョンフリーパッチについてもbrickコードの埋め込まれたバージョンベースのため危険だと指摘しています。
私も記事ではLancher.datのモディファイ版を使うこと自体リスクを覚悟の上でユーザーの自己責任でどうぞ的な書き方をしましたが、それはあくまでも「未検証のものを使用する際には想定外の結果になるリスクはありますよ」という意味です。まさかそうなるよう仕向けられた罠が発動しているだけとは思ってもいませんでしたね。
Gateway 3DSチームは公式サイトでしらーっと「ニンテンドー3DSがbrickする不具合が報告されているので調べた結果、Launcherファームウェア(Launcher.dat)の改変により引き起こされたメモリー破損が原因であることが分かった」などと発表していました。
まるで被害者かつ第三者を装いつつ、実はそれを仕掛けた黒幕だったみたいなつまらない推理小説並の筋書きに呆れて物が言えません。
悪意のコード埋め込み。そりゃコミュニティの反感を買いますよ。
今のVitaシーンよりはまとも。
忍者だの何だのでつまらない事をしてるほうが姑息。
共有を押しつけるなら忍者の考えは否定される。