SCEJAが、システムソフトウェア バージョン2.61 アップデートをリリースしていました。
前バージョンである2.60がリリースされた8月6日以降、8月21日にはAcid_Snake氏がスタンバイ中だったニンジャリリースと同タイトルのゲーム名をcosimo98氏が公開してしまったことから、同じexploitとしてリリース準備されていた『Arcade Darts』『Arcade Pool(EU版はArcade Pool Snooker)、『World of Pool』『Arcade Airhockey bowling』の2.60 VHBLが急遽公開されました。
PS Vitaの次のアップデートでそれらのexploit(便宜上全部ひっくるめてArcade exploitと呼称します)を対策してくるのは必至でした。
ということで、公式による変更点は以下の通りです。
バージョン2.61で更新される主な機能
一部のPlayStation Vita規格ソフトウェアをプレイ中に動作が不安定になる症状が確認されました。
今回のシステムソフトウェアにてこの症状を改善しました。
– 『みんなのGOLF6』
– 『ファンタシースターオンライン2』
システムソフトウェアにおいて、動作の安定性を改善しました。
みんゴルとPSO2には不具合があったようですね。そしてexploit対策を示す「動作の安定性改善」がやはり盛り込まれています。
実際リリースに噛んでいたThe Z氏は
FW 2.61 fixes the exploit in Arcade Darts, Arcade Pool (& Snooker) and (most likely) the other 2 games too!
— TheZett (@The_Zett) August 29, 2013
2.61ファームウェアで、Arcade Darts、Arcade Pool ( Snooker)、他2つのゲームが対策されたよ 。
と報告しています。
xmlファイルによるとビルドは2013年の8月23日で、ゲーム名公開の翌々日には対策を完了していたことが分かります。その他
level0_system_version=01.600.000
level1_system_version=02.610.000
level2_system_version=02.610.000
map=01.800.000
system_version=02.610.000
となっており、lv1、lv2が更新されていますね。
対策されたと言っても基本はイタチごっこですので、当然の如く既にあるVHBLは2.61でも動きます(動画はThe Z氏のVHBLです)。
無くなったら次を補充している状態をイタチごっこというかどうかは微妙なところですが、PSPエミュレータの完璧な再現性でユーザーモードexploitも完璧に再現されるようですので、このイタチごっこはしばらく続きそうです。