SKFU’s Blogで、SKFU氏がPlayStation NetworkでPlayStation 4向けコンテンツのテストデータらしきものを発見したことを報告していました。
報告と言ってもスクリーンショットが掲載されているだけでそれ以外の情報はありません。
このスクリーンショットから分かることだけ考えてみます。
●使用しているアプリケーションは”PSNSSS (PSN Store Secrets Serch)”
アプリケーションのウィンドウのタイトルにはPSNSSS (PSN Store Secrets Serch)と書かれています。タイトルから察するに、PSN上にあるストアに存在する隠しデータを検索できるような機能を持ったアプリケーションだと思われます。
PSNSSSは一般に公開されているものでもありませんので、SKFU氏が自分用に作成したものだと思われます。
●ストア内にPS4の文字列が存在する
SKFU氏はこのPSNSSSを使ってPSNを検索していた際、PS4に関するテストコンテンツらしき文字列を発見しました。PS4のコードネームと言われている”Orbis”の文字もあります。
●”Environment”の項目にある”NP” “D1-NP” “Q1-NP” “Q2-NP” “E1-NP”
PS3 Developer Wikiによると、”Environment”(日本語で”環境”の意味)はサーバーの用途を表しています。
このうち、NPというのはCEX、つまり市販機用のネットワークで、ユーザーがPSNと呼んでアクセスしてソニーのネットワークです。
D1およびD2(WikiにはD1の文字は見当たらない)の”D”はDevelopment、つまりソニー内部の開発者向けのネットワークを表しています。
Q1およびQ2の”Q”は”Quality Assurance”(日本語で”品質保証”の意味)で、やはりソニーの内部ネットワークです。
EというのはWikiにも掲載されていませんので不明です。
●Product IDやNameのテキストデータ
Product IDは何らかの規則性のある文字列のようですが、具体的に何を意味するものなのかは不明です。Nameのところには多数の”Test”の文字があるのが分かります。
これらのことから分かる唯一のことは、SCEが既にPSN内でPS4向けのテストデータを配置して内部でテストを行っているということです。
スクリーンショットをなんとなく眺めているとスルーしてしまいそうですが、スクリーンショットに表示されている文字列が暗号化されたものではないことは注目に値します。つまり、SKFU氏はPS4でも利用するであろうPSNで使われている通信を完全に掌握しているということになります。
SKFU氏がこのPSNSSS (PSN Store Secrets Serch)を一般公開していない理由はそこらあたりにあるのかもしれませんね。
いずれにせよ、ユーザー的には今回は単に「PS4はじまってた」ことが分かるだけで何か新しい発見があった訳ではありません。PS4は年内発売に向けて着々と準備を進めているようです。
これはさすがに不正アクセスに引っかかるだろ・・・