VGLeaksで、コードネーム”Orbis”と言われるPlayStation 4の開発キットが3種類存在することを伝えていました。
Durangoのスペックを流出させたVGLeaksが次はOrbisの番だ、とPS4のスペック公開を予告していましたが、それよりも先にkotakuが開発機のスペックを公開しています。VGLeaksが今回公開したのはOrbisの市販予定のスペックではなくKotakuと同じ開発キットの情報ですが、Kotakuにはなかった情報も含まれています。
Orbisの開発機には実は3種類あるようです。Kotakuの情報は初期モデルと、モデルナンバーDVKT-KS000Kというモデルの存在(Kotakuでは最新開発キットと紹介)を明かしていましたが、もう1モデル存在します。
現在あるその3種類という開発キットは以下です。
1) 汎用PCで動く特殊BIOSのR10ボード
- ・要求環境 Windows 7 64 bitエディション
・Sandy Bridge (Intel) または Bulldozer (AMD)
・8GB以上のRAM (システムメモリー)
・650W PSU
・VS2010 SP1
・DWM (Desktop Windows Manager)がオフであること
・アプリケーションはGPUインターフェースを除くすべてのWindowsサービスを利用
・SCEがカスタムGPUインターフェース“Gnm”を提供
Windowsベースですが、Xbox 720 “Durango”の初期開発キットもWindowsベースでしたので同じです。
2) “Initial 1″と呼ばれる初期の開発キット
モデルナンバー: DVKT-KS000K
R10XXボード搭載のSCE製PC
Orbis OSが起動する
2012年7月登場
- Orbis OS
CPU: Bulldozer 8コア 1.6 Ghz
グラフィックカード: 特殊BIOSのR10ボード
RAM: 8 GB (システムメモリー)
ブルーレイドライブ
HDD: 2.5インチ 160 GB
ネットワークコントローラー
カスタム版South Bridgeによりプロトタイプコントローラーにアクセス
DVKT-KS000Kのダイアグラムは以下のようになっています。
2013年1月登場
- ・CPU: 8コア Jaguar
・GPU: Liverpool GPU
・RAM: 開発キット向け合計8GB (市販機は4 GB)
・サブシステム: HDD、ネットワークコントローラー、ブルーレイドライブ、ブルートゥースコントローラー、無線LAN、HDMI(最大1980×1080@3D)
・アナログ出力: オーディオ、コンポジットビデオ
・USB 3.0 (200 MB/s),
・ORBIS Dualshock
・デュアルカメラ
最新の開発キットはスペックが市販機に近いものになってると思われます。